全てを失った夢ノ咲のプロデューサーはツキウタの世界で生きる理由を探す (ページ6)

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三話ページ6

その後自分が別の世界に住んでいて何故かこっちの世界に来てしまったこと、寮の中で目が覚めたため何故寮の前にいたのかはわからないことを説明した。

新「トリップネタみたいだな」

恋「そういう話って本当にあるんだ」

夜「俺も最初聞いた時びっくりしたよ」

涙「『とりっぷねた』って何？」

それぞれまちまちな反応をしていたが、びっくりしていることは同じだった。

『私も何故こんなことになっているのか分からず…』

関係がありそうなのは直前のことぐらい。
でも、自殺しようとしてたなんて初対面の人達に言えないし。
それにそもそも、この人達が信用できるかもわからない

郁「とりあえずそのことは今考えても答えは出なさそうですし、目の前のことをどうにかしましょう？」

『目の前のことって…？』

彼らにはほかに直面していることがあるのだろうか？

郁「違う世界から来たということは、行くところがないってことですよね？」

『？はい。そうなりますね』

郁「ということは彼女のこれからを考えないと」

恋「確かにそうだよね！可愛い女の子をこのまま外に出すわけにもいかないし！」

涙「…僕はここに住めばいいと思う」

郁「俺もそれを言おうと思ってたんだ」

駆「そうですね！困ってる人は放っておけないですし！」

『あの……。私困ってるなんて一言も言ってないんですけど…』

私の言葉は聞いていないかのように話が進んでいく。

春「でも、女の子を一つ屋根の下に住まわせるってことは色々と問題があると思うんだけど…」

始「俺はお前らがそう言うならおいてもいいと思う。だが、他の奴次第だな。」

春「始がそういうなら俺は構わないよ。」

隼「うんうん。始めの言うことに間違いはないからね。僕も問題ないよ」

海「まあ色々と問題はあるかもしれないが、恋が言っていたように女の子を外に放り出すなんてできないしな」

新「俺はもちろん賛成だ。リアル逆ハーだな。それはそれで面白そうだ。」

葵「新の理由は不純すぎじゃないかな？まあそれが新らしいんだけどね」

新「じゃあ葵は反対なのか？」

葵「そうは言ってないよ。俺も賛成だしね」

陽「はいはーい！俺は絶対賛成だね。賛成以外ないっしょ。」

夜「陽もブレないね笑
でも俺も賛成かな。」

始「全員問題ないみたいだな。なら俺に異論はない。あとは黒月さんと月城さんに連絡するのみだな」

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