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流石に仕事を置いて帰れないから、と中也先輩にお願いし、取り敢えず暫く保健室で休むことになった。
「失礼します……」
先生は…いない?
「おや、誰かと思えば……生徒会長さんではありませんか。」
「あ、えと……どちら様ですかね……」
寝床のカーテンからひょこりと顔を出した……男性?
肩まで伸びている綺麗な黒髪。一瞬女の子かと思った……
「失礼、ぼくはフョードルと申します。貴方の事は知っていますよ、生徒会長のAAさんですよね」
「はい。あの、隣の寝床使ってもいいですか?」
「勿論。構いませんよ」
名札には3年の印がある。
先輩か
そんなことを思い乍寝床に寝転ぶ。
「どうぞ。」
「あ、ありがとうございます」
フョードル先輩が毛布を持ってきてくれた。
そして、私の隣に腰掛けたのだ。
「……どうかしましたか?」
「貴方は、太宰君に気に入られているのですよね。」
「はい?」
突如出てきた太宰先輩という単語。
「実はぼくは太宰君の事が大嫌いなんです。ですから、太宰君に好かれている貴方を今此処で襲えば……少しは太宰君への嫌がらせになるでしょうか。」
なんて云い乍、フョードル先輩は私を組み敷いた。
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リムル=テンペスト - 乱歩サンに良い子って言われたら出血多量で死にます (3月28日 14時) (レス) @page13 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー!(プロフ) - 共犯、…共犯………あ"ぁ"… (1月10日 1時) (レス) @page13 id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ルウさん» あ、ありがとうございます…!(´;ω;`)嬉しいです!!モチベ爆上がりです!!!! (1月4日 17時) (レス) id: 2556ae6a4e (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - この作品大好きになりました! これからも応援していますよ〜! (●o≧д≦)o頑張れェェェ♪ (1月3日 23時) (レス) id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆい | 作成日時:2023年12月24日 6時