偉業 uszw.side ページ8
牛「…で、ここで俺からお願いがあるんだが」
「え？お願い？」
コロコロと変わる表情だなあ本当に。
さっきまでお前評論家みたいな顔してなかったか？
牛「俺今の今まで何年間毎日投稿してきたと思う？」
「…今何日？」
牛「一昨日が俺の誕生日」
「今日が11月17日ねオッケ…」
牛「え、ガチで計算してんの？大雑把でい＿」
「嘘、流石に覚えてる訳ねえだろ」
牛「…良かった」
「良いのか？」
牛「ここでマジで刻んだ数字出してきたら一旦お前との関係見つめ直すレベル」
「あぶね〜」
一瞬ガチかと思ったわビビらすんじゃねえよ。
俺ですら把握仕切れてねえよ細かい日時なんて。
牛「まあ、数年続けてる訳だけどさ」
「普通に偉業だと思うよ本当」
牛「その偉業が、明日途切れる」
「＿＿＿ん？」
牛「だから」
「おん」
牛「明日その偉業が途切れるんだよ」
「は？」
牛「これガチ」
Aは目を真ん丸くしてこっちを見る。
マジで表情ディズニーかよ。
牛「…細かく言えば、明日で予約投稿のストックが切れる訳」
「マジか」
牛「うん」
「…マズイな」
牛「幸い、今年の誕生日はお前らがなんかしらすると思ってできるだけ色々やってたんだよ。Twitterの予約ツイとかな」
「有能…」
牛「それも虚しく明日で底をつく」
「うむ…」
牛「そこで、お前にお願いって訳ですよ」
「なる」
俺はベッドの上からではあるが頭を下げる。
「え、なに＿＿」
牛「ノーパソでお前のPCから俺のチャンネルにログインして動画あげて下さい」
「…へ」
牛「…俺のストックをお前に編集させる事もできねえから、お前のノーパソで全部済まして欲しい…！」
「……ん〜？成程。となると動画の調達はどうする訳？」
牛「ここで撮るっきゃねえ」
「イかれてんのかお前ぇ？」
牛「それくらいしか思いつかねえんだ頼む」
「う〜む…まあいいがよ」
牛「助かる」
ありがたい…。
これでなんとか動画が明日もあがるな。
「…無理はすんなよ」
牛「これは無理じゃない」
「そうなら別に良いけど…」
牛「じゃあ明日、午前にマイクとノーパソを持ってきて下さい…」
「はいはい」
Aが呆れた顔してるな。
すまん。
「まさか入院してても動画投稿する実況者がいるなんてね」
牛「だって変に投稿止むと心配されるだろ」
「心配されていい事態にあるだろ今」
牛「…いや、イベントが控えてる」
「＿＿出てくれるんか」
牛「ああ」
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田中 - めっちゃ好きです‼️‼️好きです‼️‼️読みやすいです‼️‼️‼️好きです‼️‼️ (4月3日 9時) (
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作者名：Yとさん。 | 作成日時：2024年2月27日 21時
