TOP5になりましょうや的な？Ⅲ (ページ12)

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あの時　gt.side ページ12

店「お待たせいたしましたー生2つとジンジャーエール、あと烏龍茶です！」
　「お、ありがとうございます」
ガ「わーい」
キ「ありあざす」
レ「っしょ」
店「ごゆっくりどうぞー！」

店員さんは颯爽と立ち去る。
ジョッキ4つも持てるなんてすごいな。

ガ「さて、と。じゃあ乾杯しますか」
　「ウェーイ」
キ「おっけぃ」
レ「飲みの席で二分の一ソフトとかあるんやな」
ガ「普段は五分のニだもんね」
　「惜しいヤツを亡くしましたねぇほんと」
キ「今頃病院食食べてるんだなぁ…」
レ「飲みの席暗くすな」
ガ「ん、じゃせーの」

「「「「乾杯〜」」」」

ガ「……っぅ〜！うっしー可哀想！！」
　「ブフッ！」

え？

キ「きったねぇ！！！！」
レ「っはははは！」
　「ご、ごべ…」
レ「っはは！ww鼻からもジンジャーエール出とる！！www」
ガ「だ、大丈夫！？」
　「ふ、吹いた…ww」

吹いた？俺の言葉で？
可哀想がツボだったのかな？

ガ「お、思ったこと口に出たから、無意識で…」
　「不意打ちで可哀想はダメよ…wwww」
キ「布巾っと…」
レ「キッチンベーパーあるで」
　「ありがとう」

申し訳ないな。
ダラダラ出てておもしろ。

　「…ふぅ。オッケー大丈夫。口に含んでる量が少なめで助かった」
レ「ジンジャーエール無駄にしたな」
　「笑いに損は付き物。誰かが何かを失う笑いの方がこの世は多いよ」
キ「いい事言ってんだけど状況のせいで笑いにしかならない」
ガ「生姜の匂いするなぁ」
　「元凶アンタだが！？」
ガ「ごめんごめん。だってうっしーがこんないい日に病院にいるのが可哀想でさ」
　「…まあそうね」
キ「…なんかさ、さっきから二人ともなんか元気ないよね」
レ「思った」

あれ、バレてるんだ。
俺できるだけ抑えてたつもりだったんだけど…。

　「あぁ…そうかもしんないなぁ」
ガ「…俺がちょっと暗い話したからだよ、Aに」
　「………ﾁｮｯﾄ？」
ガ「だーいぶ」
キ「そうなんだ…」
レ「それってあれ？売店の外出とった時？」
ガ「そう」

なんだ。
隠せてたつもりだけど案外筒抜けなんだな。
流石長年の付き合いだな。
これはもう隠しても仕方ないな。

ガ「…俺、うっしーが轢かれた時のことがトラウマになったみたいでさ」
キ「トラウマ…」
ガ「なんか思い出しちゃうと感極まるというか、苦しくなるんだよね」
レ「そうなんか…」
　「その時の話を聞いてたんだよね、あの時」
キ「成程そういうことか…」
レ「そら落ち込んだ感じになるわ」

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