旅先が決まりました 3 (ページ10)

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ダ｢何もいらないよ｣

僕はそう言い放ち彼女に抱きついたが
彼女は受け止めようとしたが、体格差の問題があり
そのまま2人で倒れた

貴｢いてて……｣

ダ｢ずっと……会いたかった……｣

貴｢！…………私もですよ。ダイゴさん｣

そう言って抱き締めてくれるAに僕は答えようと
抱きしめる力を強めた

貴｢苦しいですよ。ダイゴさん｣

ダ｢本音を言うならこのまま連れて帰りたいくらいだよ｣

貴｢司会者まだ終わっていないので無理ですよ｣

巷で言うマジレス？をされてしまったが僕の気持ちは
変わりっこない。

貴｢ずっとくっついていていいので、そろそろ
立ちたいです。｣

ダ｢ああ、ごめんね。｣

そう言ってAは立ち上がり、リビングへと歩いた
もちろん僕はその後ろをぺたりとくっつきながら歩く

貴｢で、何飲みますか？｣

ダ｢何も要らないとは言ったけど、紅茶貰おうかな｣

貴｢コーヒーありますよ？｣

ダ｢たまには紅茶も飲みたいんだよね｣

貴｢分かりました｣

そう言って彼女はお湯を沸かして
カップをふたつ取り出していた…その時に手が見えた
普通の爪じゃなくて鮮やかな青の爪が見えた

ダ｢ネイルしてるんだね。｣

貴｢ん？ああこれのために塗ったんです。
と言ってもこれが終わったら取るんですけどね。｣