旅先が決まりました 3 (ページ31)

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貴｢…バレてない…よね？｣

絆創膏を貼っている頬に触れる。

貴｢…一番知られたくない｣

でも多分バレてる可能性は十分にある。あの人多分…
勘が鋭い人だから。

貴｢…はぁ…あの人との問題を解決しないと
多分この先私はモヤモヤしたままだ。｣

母さんがいてくれたらいいのに。そう思うでも
死人に口なし…母さんはもう居ない

貴｢とりあえずシャラシティから離れよう。｣

ラティオスを出して空に飛ぶ。次はどこに行こうか

貴｢次は…ミアレに戻る…いや、他のところに…
って…なっ…ダイゴさん…｣

なんと気づいたら隣にエアームドに乗ったダイゴさんが
居た。いや音無かったんだけど

ダ｢やぁ。さっきぶりだね。｣

貴｢どうも。で、何か？｣

ラティオスもエアームドに並行しながら飛んでくれている
おかげでお話ができる。

ダ｢いや、君のことが気になってね｣

貴｢気になるも何も貴方…はぁ…｣

ダ｢ふふっ。｣

何なんだこの人。ああ、恋人だったわ。いやいや
今は関係ない。

ダ｢ねぇ、僕に隠していることない？｣

貴｢……ありませんが…｣

ダ｢その顔の傷。草で切ったなんて言ってたけど
嘘でしょ？｣

その言葉を聞いた瞬間喉がヒュッと音を立てた
やっぱりバレてた…！

貴｢…｣

ダ｢無言はそういうことだと捉えるけど？｣