旅先が決まりました 3 (ページ20)

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『しゅわん？』

貴｢イッシュでもホウエンでもカロスでもない
本当に遠くの街に。｣

意外にもラティオスが聞いていてくれたみたいなので
ゆっくりと話をする。

貴｢シンオウもいいなぁ……あ、パルデアも｣

イッシュ地方がきらいになったわけじゃない
見られない世界を見てみたい。

貴｢ああ、カントーも悪くないね。｣

そう言いながら飛んでいると目の前に黒いものが
急に飛び出してきた

貴｢わぁっ！何？！｣

『しゅわあん！』

貴｢大丈夫か？ラティオス｣

そう言うとラティオスは威嚇しながらも頷いてくれた
よく見ると黒いのはゼクロムだった

貴｢なんでこんな所にゼクロムが居るの？｣

そのゼクロムは移動して私の隣にやって来た。
ふと見ると誰かが乗っているのが見えた

N｢こんばんは。Aさん。｣

貴｢N君…だっけ？｣

N｢覚えていてくれてウレシイ｣

貴｢急に現れてどうしたんだい？｣

偶然現れたにしてもどこか不自然に思ってしまったが
多分違うと思い話しかける。

N｢飛び立ったらキミが居た…ただそれだけだよ。｣

やはりなと思った。空を見ない限り飛んでいると
分からないから。

貴｢…N君｣

N｢なんだい？｣

貴｢Ｎ君って遠くへ旅するのどう思う。｣

話しているのを分かってか彼のゼクロムも私の
ラティオスも同じスピードで飛んでいる。

N｢ボクは興味あるよ｣