旅先が決まりました 3 (ページ13)

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ダ｢君の住んでる町は大きいよね。｣

貴｢ジムリーダーのいる町は栄えることが
多いので。｣

『しゅわん』

二人で話していると、ラティオスが急に鳴いた
何かあるのかな？

貴｢もう大丈夫だから。ラティオス
彼は過去のことだから。｣

その一言で察した。多分彼の元彼はジムリーダーだと
どこのジムリーダーかは分からないけれど

ダ｢ふふっ。｣

貴｢何笑ってるんですか。｣

ダ｢いや、……まぁ僕は過去にしないで欲しいな｣

貴｢その言葉そのままお返ししますよ。｣

そう言われたので彼女の腰をグッと抱く

貴｢わっ……！何するんですか。｣

ダ｢君がそう言うけど僕は過去にさせる気は毛頭ないよ｣

そう言うと彼女は苦笑いに似た笑いを顔に貼り付けて
僕を見つめた。

貴｢…ラティオス。飛ばして｣

ダ｢…どうしたの｣

貴｢振り下ろされないようにしてくださいね。
この子、スピードが物凄いので｣

僕の申告も聞かずに彼女はラティオスに命令をした
なにか気に触ることしたのかな

貴｢……っ…｣

ふと顔を見ると少しだけ顔が赤くなっていた
そうだ、彼女は触覚が敏感なんだった

ダ｢ねぇ…｣

貴｢なんですか。｣

ダ｢怒ってる？｣

貴｢……腰触りながら言うことじゃないと思います｣