旅先が決まりました 3 (ページ11)

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ダ｢勿体ないじゃないか。｣

貴｢ネイルはあまりしたくないので…でも今回は
また別ですが……｣

紅茶を僕の前に出してくれたAは話す

貴｢塗るのも面倒なので｣

ダ｢そっか。｣

その後も2人で沢山話をした。最近のこと。
Aがホウエンから離れたあとのこと。

貴｢ダイゴさん。時間大丈夫ですか？｣

そう言われて壁掛け時計を見るとなんだかんだ言って
時間が結構経っていたようだ。

ダ｢ああ。食事は外なんだよね。｣

貴｢あれ？ダイゴさんたちの泊まるホテルは食事出る
って聞いたんですけど。｣

ダ｢それは任意だよ。｣

なぜ把握しているのか考えたが、彼女は運営側で
僕たちのような人間が泊まるホテルは把握済みか

貴｢なら何か食べますか？｣

ダ｢何を出してくれるんだい？｣

貴｢期待はしないでください。｣

そう言って彼女は立ち上がりキッチンに向いた

貴｢うん。材料はあるね｣

そう呟き料理を始める彼女を見ながら僕はニヤけが
止まらなかった。

貴｢おまたせしました。さすがに凝ったものは
出来ませんが……｣

ダ｢美味しそう…いただきます。｣

ソースを1から作り、それを絡めたパスタと
肉のソテー、そしてスープ……凄いね

貴｢いただきます｣

パスタを口に入れると、野菜と肉の旨みが
口に広がりとても美味しい

ダ｢美味しいよ。｣

貴｢それは良かった。｣