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日向side
〈学級裁判場〉
日向「柱や死体･･･形ある物だけならまだしも、床に広がった”オイル”を持ち運ぶのなんて不可能だ」
ソニア｢･･･えっ？｣
A『あの時、死体や柱だけじゃなくて弐大くんの死体のオイルも移動したんです･･･』
日向｢あんな風に床のオイルまでキレイに移動させるなんて、どう考えたって不可能だろ｣
九頭龍｢だとすると･･･持ち運んだって考えには、無理があるかもな･･･｣
ソニア｢す、すみませんでした！わたくしとした事がすっかり暑苦しくなってしまって！｣
左右田｢だ、大丈夫ですよ！｣
終里｢で、結局どうなったんだ？2つのタワーは同じ建物じゃねーって事か？｣
七海｢うーん･･･そうとも言い切れないよね。電子生徒手帳だけをタワーに残す実験が、見事に成功しちゃってた以上はね｣
終里｢あぁ、ちゃんと手帳は残ったままだったな。だから、2つのタワーは同じ建物って事になったんだ｣
左右田｢同じ建物でも別の建物でもねーなら･･･どういう事だよ？｣
七海｢う〜ん･･･ううう〜〜ん･･････｣
九頭龍｢チッ、見当も付かねーな･･･｣
手掛かりが少な過ぎる･･･
A『ねぇ、凪斗･･･』
狛枝｢わかってるよ･･･A｣
A『･････････』
狛枝｢いいよ、”ドッキリハウスの秘密”を解き明かす為の大ヒントを教えてあげよう！｣
左右田｢ヒントじゃなくて答えを言えっつーの！｣
狛枝｢それだと意味ないんだよ。キミ達にはちゃんと学級裁判をやって貰わないとね･･･ボクが見極める為にも必要な事だからさ｣
見極める･･･って？
もしかして･･･”裏切り者”の事を言ってるのか？
だとしても･･･狛枝はどうして急にそんな事を？
あいつ･･･やっぱり何かあったんだな？
終里｢けど、そのヒントって確かなのかよ。オメーだけが知ってるなんて怪しいぞ｣
狛枝｢だからボクだけじゃないよ。Aもだよ。ボクとAだけがそれを知ったのは･･･ボク達がそれに見合った行動をしたからなんだよ｣
謎を知るのに見合った行動って･･･
日向｢ファイナルデットルームの事だよな？命懸けのゲームをクリアして、そして”何か”を知ったんだな？｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月29日 22時
