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Aside
〈学級裁判場〉
【反論ショーダウン 開始】
左右田「弐大をワイヤーで吊るしたとして･･･どうやってあいつを落とすんだよ！タワーの中に突き落すヤツがいねーのに･･･そんな事できる訳ねーだろ！」
A『誰かが突き落したとは限らないよ･･･』
日向「自分から落ちた可能性だってあるかもしれない！」
左右田「弐大が”自分から落ちた”って？弐大は”スリープモードのまま”のはずだろ？」
日向＆A「『その言葉斬らせてもらう！/斬ってみせる！』」
私達は左右田くんの反論を斬る事ができた
日向「あの宙吊りのまま、弐大が目を覚ましたらどうなると思う？」
左右田「な、何言ってんだよ･･･大体･･･目が覚めるってどうやって･･･」
A『弐大くんの体内にあった”アラーム”だよ･･･あれがあればスリープモードを解除できるの･･･』
日向「つまり、犯人は予めアラームを設定しておいて、その状態で弐大を宙吊りにしたんだ！」
七海「そのアラームで目を覚ましてみたら、なぜか逆さ吊りになってて･･･」
A『いきなり･･･そんな事になってたら･･･きっと相当焦っちゃうもん･･･思わずビクッて体が動いちゃう･･･それは弐大くんも一緒だったはずだよ』
狛枝「そして、その弾みで簡単に落ちるように･･･ワイヤーはドアノブの先端に外れやすい状態で引っ掛けられていたんだ」
終里「けど、弐大が落ちたのって、ワイヤーが外れたせいじゃねーよな？」
日向「ドアノブ自体が壊れたせいだったな･･･」
狛枝「きっと、目覚めた弐大クンの暴れ方が予想以上で、ドアノブごと壊れちゃったんだろうね」
ソニア「それは･･･犯人にとっても予想外だったのですか？」
九頭龍「ま、そりゃそうだろうな･･･あんな風に証拠が残るとわかってたら、それなりの手を打っとくはずだ」
左右田「なるほどな･･･それが弐大が墜落死した原因だったんだな･･･」
狛枝「で、そのアラームタイマーのせいで弐大クンは逆さ吊りのまま落下してしまった訳だけど･･･彼はそのまま地面に激突した訳じゃないんだ」
日向「弐大は地面に墜落した際”柱に激突”してしまった･･･そういう事だろ？」
終里「ここでやっと柱か！」
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月29日 22時
