希望の少女は偽りますXII

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Aside

〈学級裁判場〉



A『･･･可能性があるのは･･･”病院の会議室”だよ』



左右田｢えっ？ 病院の会議室で撮影したんですか？｣



終里｢けど、病院とライブハウスなんて、丸っきり別モンじゃねーか｣



日向｢だからこそ･･･犯人はなんらかの工作を行って、その2ヶ所を似させたはずだ｣



病院の会議室とライブハウスを似させる為に･･･



犯人が行った”なんらかの工作”･･･



ここでハッキリさせなきゃ･･･！



私達は議論を始めた



罪木｢病院の会議室とライブハウスなんて･･･とても似ているように思えません！｣



左右田｢どっちをどう似せたんだよ？”会議室をライブハウス”に似せたのか？”ライブハウスを会議室”に似せたのか？｣



A『それが真実だよ！そこで犯人が行った工作は･･･現場のライブハウスの方を会議室の映像に似せる事だったの･･･』



日向｢その為に使われたのが、ステージの奥に掛けられていた黒いカーテンなんだ｣



七海｢確か、あそこにはド派手なカーテンがあったのに、それが事件後になぜか･･･そのカーテンの上に、中途半端な長さの黒いカーテンが掛けられてたよね｣



モノクマ｢そうそう、モノミみたいに中途半端なヤツね！｣



モノミ｢そうだね･･･ってバカ！｣



ソニア｢あのカーテンは･･･ライブハウスを会議室に似せる為に取り付けられた物なのですか？｣



七海｢実際ね･･･会議室のカーテンって普段は目立たないけど･･･｣



A『床まで届く長さの･･･黒い遮光カーテンだったんだよ』



狛枝｢なるほど、会議室か･･･確かに、あの部屋の床って･･･ライブハウスのステージ上と、同じような色だったもんね｣



A『じゃあ･･･犯人はその床の色が似ている事に気付いたからあの会議室を選んだのかもね･･･』



終里｢床が似ている上にカーテンまで一緒になっちまえば、見間違えても仕方ねーレベルかもな･･･｣



七海｢でも、それだけじゃないよ。犯人の偽装工作はもう1つあった･･･はずだよ｣



日向｢もう1つの偽装工作ってライブハウスにあったロウソクの事だな？｣

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