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Aside
〈学級裁判場〉
狛枝「・・・あれ? なんか急に静まり返っちゃったね?混乱させちゃったかな・・・だとしたら自己嫌悪で死んでしまいたくなるよ・・・」
終里「まーた、始まった」
狛枝「そうだ・・・せっかくだからボクも殺してくれれば、ちょうど良かったのに・・・むしろ、どうしてそうしてくれなかったのかな・・・」
モノクマ「ま、3人殺しちゃうと”ルール違反”なんだけどね!」
狛枝「そんなルールなんて酷過ぎるよ。お陰で、ボクは殺して貰えなかったじゃないか」
A『凪斗・・・!』
狛枝「あ、待って・・・そうすると・・・Aと心中できなくなっちゃうね」
左右田「もういいからオメーは黙ってろ!ずっと黙ってろ!」
狛枝「・・・・・・・・・」
七海「でも、改めて考えてみると・・・」
A『確かに中途半端だね』
左右田「映画通りに3人殺さなかった事ですか?モノクマのルールがあるんだから仕方ないんじゃ・・・」
A『ううん、それだけじゃなくて・・・ほら、あの”映画の内容”を思い出してみて・・・』
七海「2番目に殺されたライオンの方なんだけど・・・」
田中「・・・西園寺の見立てに使われたヤツだな?」
七海「うーん・・・見立てって言うけどさ・・・あのライオンって”弓矢”で磔にされてたよね?」
A『だけど、ひよこちゃんの死体で磔に使われたのって・・・”ガムテープ”だったよ?』
罪木「弓矢で正確に見立てるのが大変だから、身近な代用品を使ったってだけじゃないですかぁ?」
七海「まぁ、そうなんだろうけど・・・その姿勢が中途半端だなーって思うんだよね」
A『”殺害順序の誤認”が最初から犯人の計画に盛り込まれてたものなら・・・』
七海「それ相応の準備をした上で、きっちり正確に見立てをするはずだと思うんだよね」
九頭龍「まぁ、中途半端な見立てで気付いて貰えなかったら、その計画自体が無意味になっちまうしな・・・」
田中「で、貴様らは何が言いたい?あの見立ては計画的ではなかったとでも?」
A『と言うか・・・ひよこちゃんの殺人自体がね』
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作者名:メロン | 作成日時:2024年1月23日 21時