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とはいえ....



「惚れて告白して、付き合ってる彼女やで?そんな風に見るなって言われても....俺も男やし。正直無理な話やし....」

「....まぁ、それはそうやね」

「....ただのわがままなんかなぁ、これ」



思わずはぁ、と漏れたため息に、うーん、と小さく唸る坂田。数秒後、その口からこんな言葉が飛び出した。



「それは....何かこう、誠意を見せたらええんやない?」

「誠意?」

「そう。俺はそいつとはちゃうんやで!って、彼女に信じてもらえたらええんちゃう?」



態度で示す、みたいな事か。....なるほど、一理ある。



「....坂田にそんな良いアドバイス貰えると思ってへんかったわ」

「なんやねん相談しといて!失礼やな〜志麻くん」

「ごめんごめん、ありがとうな。なんかちょっとスッキリした」

「どういたしまして!」



にこりと満面の笑顔を向けた坂田は、俺のさらに奥、壁に掛かっていた時計の時間を見て「やば、そろそろ戻らな」と急に立ち上がって。

相談のお礼に今日は奢るよ、と言ったら「ありがとう!応援してるで〜」って笑って、エプロンを翻して去っていった。その颯爽と去る背中とその爽やかさに不釣り合いな格好とが可笑しくて、思わず笑みが溢れた。....相変わらず、本当に良い奴だ。


レジで会計をして、さっき買った少し多めのキウイとオレンジの入った袋を片手に店を出る。
相変わらずの気温の中、自宅への道を歩きながら思考を巡らせる。



__誠意、か。ちょっと、考えてみてもええかもな。




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らぱん( ・×・ )(プロフ) - ちょこさん» ありがとうございます! (2020年1月11日 19時) (レス) id: 4213176f5b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - らぱん( ・×・ )さん» はい!了解です!待ってます! (2020年1月10日 20時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
らぱん( ・×・ )(プロフ) - ちょこさん» 読了ありがとうございます!後日談とは違いますが、続きに位置するお話もありますのでよろしければ....来年夏に更新再開する予定ですのでお待ちいただけたらと思います! (2019年12月30日 18時) (レス) id: 4213176f5b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2019年12月30日 2時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
らぱん( ・×・ )(プロフ) - ぺるはむさん» 最後までありがとうございました!次も宜しければ読んでください!(*´ー`) (2019年7月7日 16時) (レス) id: 4213176f5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぱん( ・×・ ) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=d9fece3f785bc7d3ebaeeecd6103e95f...  
作成日時:2019年6月19日 22時

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