君への正しい触り方【💜】

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可愛らしい瓶に、紫や赤、ピンクの色々な花や緑の葉っぱが入った綺麗なハーバリウム。その瓶の口に括り付けられた手書きのカードには、使われている花の名前と....花言葉。

『色褪せぬ愛・永遠の愛』『変わらぬ誓い』『私は死ぬまで変わりません』

並んだその言葉はどれも私へと向けて選んでくれた言葉なのだと思う。....手書きだし、もしかしてハーバリウム自体も作ってくれたり、したのかな。じわりと目に涙が浮かんで、視界がほんの少しぼやける。

そんな私の名前を呼んだ志麻さんはまた、しっかりと目を合わせてくれて。



「....俺は、自分の感覚じゃなくて、Aさんにちゃんと伝わる方法で、愛を伝えたい。
....だから。Aさんが、どう思ってるのか。少しづつでいいので、教えてくれたら....嬉しいです」



私の、気持ち。....志麻さんは、教えて欲しいって言ってくれて。＿＿言っても、いいのかな。
思わず伏せてしまった瞼を上げると、志麻さんの優しい目線が分かる。....きっと、私の言葉を待ってくれている。



「....私、は」




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