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「おい、A!?」



頭が真っ白になって、車を飛び出して駆け寄る。返事のない冷え切った身体に驚いて首元に触れる。....よかった、脈はある。けど....
明らかに苦しそうな表情に、浅い呼吸。そして、びしょ濡れの身体に反して真っ赤に染まった顔。濡れて額に貼り付いた髪の毛をそっと端に寄せ、額に触れる。やっぱり....触った感じ、かなりの高熱を出している。



「何でこんなとこで....ああもう、ほんま何やねんお前....!」



ベンチの脇に放置されていた合皮の鞄を持って車に戻り、後部座席に放り込んで。
ドアを開けたまま踵を返して、その体を横抱きにする。
どうにかその身体をシートに寝かせ、そっと車を走らせる。


何が何だか全く判らへんけど、どうか....大事に至らないうちに、なんとかなってくれ....!







to be continued...

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作者名:らぱん( ・×・ ) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=d9fece3f785bc7d3ebaeeecd6103e95f...  
作成日時:2019年2月23日 17時

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