検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:66,499 hit

1 ページ1




手紙が届いた。差出人の名前はなかった。

....いや、手紙が届いた、という表現は少し違うかもしれない。今朝__といっても午前10時を過ぎた頃だが__職員玄関の下駄箱に、小さい紙切れが入っている事に気が付いたのだ。

....バレンタインは先週終わったし、休日の校内には部活動をしている生徒しか居ない。なんや脅しか?なんて馬鹿みたいなことを考えながら開いたその紙には、


『午後1時、いつもの資料室で待ってます。』


と、よく見慣れた文字が並んでいた。

女の子らしい、柔らかい印象を受ける丸文字。薄くシャープペンシルで書かれたその文字は、担任をしているクラスの女の子、AAのものだとすぐにわかる。

人がまばらな職員室の自分の席に座りその文字を眺めながら、彼女の事を思い浮かべた。



2→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
129人がお気に入り
設定タグ:センラ , 歌い手 , 浦島坂田船
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:らぱん( ・×・ ) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=d9fece3f785bc7d3ebaeeecd6103e95f...  
作成日時:2019年2月23日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。