【d!】居酒屋に通ったらヤンデレ男に愛されてました【zm】 (ページ9)

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解けない鎖ページ9

you side
(9話目でやっと初の夢主視点です、すみません……)

今日も一日疲れたなあ…
今日はなんか色んな人と喋った気がする…

ゾムさん…いい人だったなあ…どっかの誰かと違って。

『はぁ…もうやだ』

スマホを見ると幼馴染のシッマこと捏島孝之からのメッセージ通知がびっしりだった。

“今何してるん？"

“ちゃんと飯食ってるか？”

“変な男について行ったりすんなよ”

“なんで返信してくれへんの？”

…シッマとは小学校の頃からの幼馴染で昔から非常に、いや、異常に過保護だ。
中学生の頃は体育の時間に私がちょっと怪我しただけで、先生にも言わずにすぐさま保健室に連れて行ってたり、高校生の頃は、私が熱出して学校休んだ日はシッマも休んだりしてたな。

でも私達は付き合ってないし、お互い幼馴染だとしか思ってないはず。

それなのにここまで執着されたら困る。
私だってもう大人なのに。

するとシッマから着信がきた。

kn「もしもし、A？」

『…何？』

kn「何？とちゃうわ、なんで返信してくれへんねん」

『ごめん、今見たばっかだった』

kn「もう日変わってるけど、こんな時間まで何してたん」

『居酒屋、行ってただけ』

kn「…誰と？まさか男ちゃうやろな」

あーもう、ほんとにこういう所が嫌い。