【d!】居酒屋に通ったらヤンデレ男に愛されてました【zm】 (ページ37)

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◻︎純愛でした　II ページ37

sn side

sn「そうや、ちょっとだけ聞いてほしい話あるんやけどええ？」

『聞いてほしい話…ですか？なんでしょう？』

“聞いてほしい話”、今の彼女にこの話は精神衛生上良いとは言えないだろうけど、どうしても、ちょっとだけでも聞いて欲しかった。

sn「ロボロの事…なんやけどな？あいつ多分Aちゃんのこと好きとか言ってたと思うねん」

『ああ…はい、なんで好かれてるのかは分からないですが……』

sn「俺前になんで好きなんか聞いたんよ。だからその話をちょっと聞いてほしいなって。別にロボロの事庇う気はないけど、ロボロの純粋な気持ちも知っといてくれへん…？
もちろん、これで許せってわけじゃないんよ、ただ聞いてくれるだけでいいからね」

俺が話したいのは、
”ロボロがAちゃんを好きになったきっかけ”だ。

sn「ロボロがAちゃんの事を最初に見たのは、大学のインカレサークルの飲み会やったんやって」

『え？！知りませんでした…』

sn「結構人多かったみたいやし仕方ないよw
でね、そこでAちゃんに一目惚れしてもたらしいねん」

『…まじですか？？？』

sn「マジやでマジ。よく笑う所とか、話し方とか、色んなとこ見て好きになったんやって。でもロボロ全然話しかけれへんかったらしいわw」

俺も一目惚れって聞いた時はびっくりした。
そんな事ほんまにあるんやって

てか意外とロボロって奥手というか乙女というかなんよなあ…

『というかそれだけ聞いたらロボロさんめっちゃ普通の人ですね…なんで誘.拐なんか…』

sn「う〜ん、多分性格上の問題なんやろな、恋愛になると独占欲がバケモンになるんちゃう、友達と居る時とか全然普通やし…」

まあ色々あるんやろうな
実際、恋愛において独占欲が強い人って少なからずいるからな…
でも今回のはやりすぎやけど

sn「あぁそうや、ちょっと話ずれるんやけど、ロボロがAちゃんに会ったら伝えてほしいって言ってた事があんねん。
話しても大丈夫？」

『全然かまいませんよ。なんでしょう…？』

sn「……あいつな、ほんまに反省してるんやって。”反省して許される事やないってのは分かってるけど、本当に怖い思いさせて申し訳ない”って言ってたねん。

んでな、”自分が今更言えた事ちゃうけど、本気でAさんが好きでした。AさんはAさんが好きになった人と幸せになってください”って。」