【d!】居酒屋に通ったらヤンデレ男に愛されてました【zm】 (ページ11)

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苦しめたくないのにページ11

kn side

kn「あー…電話切られたか……」

またやってしまった。
もうAに嫌われてしまっただろうか。

kn「過保護過ぎんのは嫌がるし、やめようって思ってるんやけどなぁ…」

俺は自分が昔から過保護すぎることには気づいてた。
もちろん、俺の過保護をAが嫌ってるのも知ってたし、何度も止めようとした。

kn「けど、やめられへんねんな、、」

Aが心配で仕方ないんや、Aがしっかりしてるっていうのは知ってる。
それでもなんかあったら嫌やし、本当はずっとそばに居て守ってやりたい。

俺は恋愛対象としても、幼馴染としても今も昔も好きだ。
だから高校生の時、Aに告白しようかと思った。
けれど、
こんな過保護な奴嫌いなんじゃないか、とか
もしも付き合えても俺は愛の重さでAを苦しめるんとちゃうか、とか考えてしまって、結局告白しなかった。

Aのことは誰よりも好きだ。
だからこそ傷つけたくないし、嫌がることはしたくない。

でも、どうしてもAの全てを知っていたくなる。
過保護でいてしまう。
こんなことしてもAを苦しめるだけなのに。

kn「…ごめんな……A……」

お願いやから嫌わんといて、
こんな俺を許してくれへんか