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「こんにちは!ええと、上原Aです。もし宜しければお友達になって下さいませんか?」
「わあ!ありがとう♪とってもうれしいなぁ!」
「えへへ...♪これからよろしくね!」
...ふぅ。予行練習はこれくらいでいいだろう。
トイレでやったから声が響くなぁ...誰にも聞かれていない事を祈って
トイレを出た。
「...上原さん!?」
詰んだ。
ど、どうしよう...これ絶対聞かれてたよね!?
もしもこれで弱み握ったからっていろいろ命令させられたら...?
そしたらこの中学校生活はさよならだよ...。
目の前にいる女の子...私の事知ってるのかな?上原さんって
呼んでくれたし。
じゃあ...友達になれるチャンス?
...よし、頑張れ私...!
「私、上原Aっていいます、あ!こんにちは!...あれっ、今はおはよう...?
も、もし宜しければ私とお友達になってください!」
よし、予行練習とは全く違うけれど言えた!
目の前の女の子はびっくりしたような感じだ。
そして小さな声でこういった。
「...トイレ詰まってるから廊下でお話しない?」
そう言われて後ろを見るとトイレ待ちの女子生徒が沢山...
「す、すみませんでした!!!!ええと、行こう?」
*廊下
女の子は呼吸を整えて言った。
「ええと、私は静奈。瑞風静奈て言うの。私、前から上原さんのことが気になってたの。
私からも言わせて。...お友達になりましょう?」
ええと...ずいふうせいなさん。瑞風なんて初めて聞いた。
「私は...さっきも言ったけれど上原A!よろしくね!」
静奈ちゃんはとても可愛らしい人だ。
まるで、天使みたいで...
「Aちゃんって呼んでもいい?」
と、首を傾げた。
...かわいい。
「もちろんだよ!私も静奈ちゃんって呼ぶね。
...よろしく!」
上原A。さっそくお友達が出来ました!
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作者名:むらさき | 作成日時:2018年12月27日 16時