私は…皆と一緒に居たい…6【フルーツバスケット】

とんでもないヤツ2 ページ11

『アンタは…透がわざと全問間違えた
解答用紙をカンニングしたんだよ』


透/咲「っ！？」
ありさ「カンニング？」

夾「とんでもねぇヤツだな」


「な！私はカンニングなんかしてない！」
『なら、実力は赤点バッカリ…ってこと？』




Aの発言で結構ダメージを喰らった




『この解答用紙とアンタの解答用紙は…一緒のはずだよ』




透がわざと全問間違えて書いた解答用紙と
そのクラスメイトの女の解答用紙を見比べた





咲「あら、本当だわ…」
透「一緒ですね…」

ありさ「お前のきったねーやり方だな」

『アンタがカンニングしているのは間違いないね…』

「大体…私が本田さんの解答用紙をカンニングして0点なら
なんで本田さんは満点なのよ！！可笑しいじゃない！！」

『…っえ？私が白木先生にお願いして透に2枚の解答用紙を
配って欲しいって頼んだの』





小テストの2時間前




＿＿白木「えっ？本田に解答用紙を2枚…？」

『はい…透、カンニングしてると疑われているんです…
それで＿＿＿＿ってことなんです』

白木「なるほど…分かった」＿＿





「何よそれ…巫山戯るな！！汚い手を使って！！」
『巫山戯て汚い手を使ってるのはアンタでしょ…？』



「煩い…煩い煩い煩い煩い煩い煩い！！私は信じない！
本田さんが満点取るなんて…何か不正したに決まってる！」





そろそろキレ初めたのか『だから言ってんだろ！！』と
言いながら自分の椅子を蹴ってロッカーにぶつけた


そんなAを初めて見るクラスメイトは顔を青ざめた






『…透はアンタと違って、頑張って寝る時間まで勉強して…
解らないところは…ちゃんと先生に聞いたり由希に
聞いたりしてる…！』


『カンニングしてるアンタと違って努力してんの！！
皆が努力して点数取ってるのにアンタはなんの努力も
しないで点数取ってる…いい気になるなよ』


「なんで…どうして…」

『なんでアンタがカンニングしてるって気付いたのか…？
そんなの決まってるでしょ？アンタ、この前の
カンニングペーパーを落としてそのままだったし』




そう言って、証拠のカンニングペーパーをポッケから
出した




「人のカンニングペーパーを勝手に見るなんて…許さない！」
『人の解答用紙を見る方が許せれないよ？』





周りのクラスメイトがザワザワしてきた





『ねぇ、透に謝ってよ？逃しはしないよ』
「ｸｯ…アンタ卑怯過ぎるよ！！」


『アンタの卑怯と私の卑怯は全然違うから！』

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