湖 ページ36
透｢Aさん、見てください！！
湖がありますよ！」
『え、えぇ…そうね』
はとり｢湖がそんなに珍しいか？」
透｢はい！！本物を見るのは初めてです」
紫呉｢ふっふっふっ｡ジェイソンでも出て来そうな
別荘だよねぇ」
『しーぐーれー…』
はとり｢またそういう事を…」
透｢じぇいそん…ですか？｣
紫呉｢ジェイソンってのは新種の熊の事だよ物知らずの
夾くん」
夾｢バッ！！知ってらぁそんくらい！！」
『違うよ…』
透｢外国産の熊の事ですか？」
はとり「(違う…)」
突然だが透達は今草摩家の別荘に来ている｡
今回ははとり、Aも一緒の旅行という事で
透は嬉しかったのだが…
由希｢本田さん…｣
透｢はい？｣
由希｢あの…さ…ううん｡なんでもない｡ごめん」
由希の様子に透は首を傾げる｡
それをAも不思議そうに見て夾とも目が
合ったのだが逸らされてしまった｡
『………？』
何だか､由希と夾の様子が可笑しいと感じたのは
昨日…お墓参りから帰ってきた夜の事だった｡
透「(き…気まずいです)」
『(なんだろ、空気が凍ってる…)』
聞こえてくるのは食事をする僅かな音と
カチコチと進む時計の音のみ｡
いつもなら必ず起こる喧嘩すら起きることなく､
2人は黙々と食事を進めていた｡
『(今日、なんか…やらかした？)』
透｢あ､あの…」
｢たっだいまぁ」
透｢あ､紫呉さん！｣
『お帰り、紫呉』
気まずい雰囲気を打ち破ってくれた紫呉に透達はホッと
しながら出迎えた｡
紫呉｢ただいまー！ねぇ、ねぇ､明日から皆でお泊まりしに
行かない？」
由希/夾/透｢はっ…？｣
『泊まり？なんで？』
紫呉｢だってホラー､明日からゴールデンなウイークでしょ？
折角だからどっか行こうよ」
夾｢…何、突然、訳分かんねぇ事言ってんだ？
酔っぱらってんのか？」
紫呉｢僕はお酒は飲んでも飲まれません！」
由希「(いつも酔っぱらっているようなモンじゃないか…)」
紫呉｢行こう行こう？草摩の別荘とか保養所とか
借りてさ！ね？A！透くん！」
透｢え！？｣
『わ、私は良いけど…透ちゃんが…』
Aが透を見ると
満面の笑みで聞いてきた紫呉に動揺しながらも
遠慮している
透｢で､ですが私は既に1度旅行に行かせて頂いた身です
ので…！！2度もそんな贅沢をするのは…」
紫呉｢でも､その時は僕とAは一緒に行かなかった
じゃないですか〜」
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柚木葵(プロフ) - koyuki_ko_deriaさん» ありがとう！以外に紫呉オチって難しい…！ (2021年10月25日 21時) (
レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
koyuki_ko_deria(プロフ) - とても素敵な作品で更新楽しみにしてます！紫呉好きなので嬉しいです！次も気長に待ってます！ (2021年10月25日 19時) (レス) id: 1b6b08f5ef (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 白瀬さん» ありがとうございますm(__)mお気長にお待ち下さい！ (2021年10月6日 20時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - しぐれすごく好きなので、この小説があって良かったです！！しぐれとの絡みもあってすごくウホウホですwwwwww次楽しみにしてます！ (2021年10月6日 16時) (レス) @page21 id: c2d78d0b53 (このIDを非表示/違反報告)
月岩炎（ほむら）(プロフ) - 柚木葵さん» 自分のペースで更新を進めてください！私も更新頑張ります！最近忙しいので遅れるかも（汗） (2021年9月5日 13時) (レス) id: 61aa20e41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚木葵
| 作成日時：2021年9月5日 2時
