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おいおい ページ26

由希「そんな事より兄さんが何か…迷惑
かけなかった?」


『んーん、天津飯奢ってくれたよ』

透「私はギョーザ定食を奢って下さいました!あの、由希くん…
由希くんはお兄さんの事お嫌いですか?」

由希「え?」

透「あ!いえ、聞いてみたかっただけでして…す、すみません!」

由希「…嫌いっていうか…苦手、かな…何を考えているのか
よく分からないし」




「苦手ならば克服すれば良い!!今こそボクらは
歩み寄るべき時!」




3人しかいない空間に、何故か響き渡る綾女の声

由希がキョロキョロと辺りを見渡す中
Aと透は冷や汗を垂らす。






綾女「弟よ!」





Aの胸元からニョロリと出てきた白い蛇

いつの間にやら居間に来た夾と共にその場は
固まる。




『えっと…店を出てすぐに突然冷え込んで…変身して』苦笑い
透「蛇は冷えると死んじゃうので…」


綾女「蛇だからね!」
由希「…っお前なんか兄でもなんでもない!!」


透「わぁ!由希くん!!」
『由希落ち着いて…!』


紫呉「あー3人共おかえりー」



『(でも由希、その時綾女は…【兄】の顔をして
笑ってたんだよ…)』





綾女「ぐれさん!ボクは今日どこに寝ればいいだろうね!」
紫呉「え、泊まる気なの?」







そして、次の日






「ぶち殺す!!!!」



透「へぁ!!???」
『…し、心臓停まるかと思った』




当然の怒声にガバッと飛び起きた透は何事かとキョロキョロ辺りを見渡し


Aは当然の怒声にビックリして目を見開くものの
心臓停まるかと冷や汗をかく







綾女「致し方ない行動なのだよ!由希が部屋に鍵をかけて
入れないようにしてるんだから」





夾の布団に潜り込んだ本人である綾女は味噌汁をかき
混ぜながらのほほんと言い放つ。


夾に1発貰ったのか、頬に絆創膏が貼られていた。





夾「だったら昨日と同じに紫呉の部屋で寝りゃ
いいだろ!!」

綾女「だってぐれさん、ボクを寝かせてくれないんだもの…」
紫呉「おいおいよさないか。子供の前で」


夾「や・め・ろ!!」




端々で飛び交うやり取りに、由希は「(無視っ無視っ無視)」
と視界に入れないように黙って箸を進めるが…





夾「大体、オメェいつまで此処に居るつもりだ!!」


綾女「はっはっはっ!案ずる事はない!今日は透くんの部屋に
泊まるからね!!」

由希/夾/A「帰れー!!/それは犯罪ー!!」

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柚木葵(プロフ) - koyuki_ko_deriaさん» ありがとう!以外に紫呉オチって難しい…! (2021年10月25日 21時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
koyuki_ko_deria(プロフ) - とても素敵な作品で更新楽しみにしてます!紫呉好きなので嬉しいです!次も気長に待ってます! (2021年10月25日 19時) (レス) id: 1b6b08f5ef (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 白瀬さん» ありがとうございますm(__)mお気長にお待ち下さい! (2021年10月6日 20時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - しぐれすごく好きなので、この小説があって良かったです!!しぐれとの絡みもあってすごくウホウホですwwwwww次楽しみにしてます! (2021年10月6日 16時) (レス) @page21 id: c2d78d0b53 (このIDを非表示/違反報告)
月岩炎(ほむら)(プロフ) - 柚木葵さん» 自分のペースで更新を進めてください!私も更新頑張ります!最近忙しいので遅れるかも(汗) (2021年9月5日 13時) (レス) id: 61aa20e41a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚木葵 | 作成日時:2021年9月5日 2時

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