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捻くれてますな〜 ページ44

喝を入れて、アズールが集中に入った






アズール「……今だ!」






魔法を打ったら








イデア「おおっ!?」

マレウス「階段や壁を傷付けることなく
花だけが吹き飛んだ…!」








燃え盛る炎が一瞬にして鎮火したようだった








マレウス「このように精密に魔法を操ることが出来るとは…
アーシェングロット、驚いたぞ」


アズール「ふふ。僕にはマレウスさんのように辺り一帯の
花を枯らす程の暴力的な魔力はありませんが…」







魔力のコントロールにおいては
誰にも引けをとらないと自負しているようだ






必要最低限の花だけを枯らすことが出来れば
膨大な魔力を消費しなくても、効率的に進める








イデア「ふひっ…めちゃくちゃ嬉しそ〜」
アズール「なんですか?ニヤニヤして感じの悪い」


『マレウス様のように著名な魔法士に認められて
喜ばない魔法士なんていないでしょう?』



マレウス「存分に誇るが良い、アーシェングロット
良い働きをした者は、それに見合うだけ労って
やらなければな」



イデア「だってさ。よっ、流石はド根性眼鏡!!今回は
いっぱいドヤっていいですぞ!!!」


アズール「……もう十分です。さぁ、さっさと先に
進みましょう」






と、そっぽを向く






マレウス「照れているのか?さっきまではあれ程
得意気だったのに、不思議な男だな」


イデア「此処まで素直に褒められるとは思って
なかったんでしょ。捻くれてますな〜」




アズール「早くしてください!紅蓮の花に追いつかれますよ!」




『(おー、怒った)』









と、皆が階段を上がっていく








アズール「はぁっ……はぁっ…もう鐘楼の半分程は
登ったでしょうか」


マレウス「恐らくは。このまま順調に進めればいいが…」









すると、イデアが何かに気付いて顔を暗くした








イデア「なんか、甘い匂いしない?」
アズール「こ、この香りは…」








皆が気付いた時には遅かった









『ウゲッ…やっぱり』
イデア「出たァ、紅蓮の花!」


アズール「もう下の階にまで追っています…!」



『追いつかれたか…』
マレウス「お前達、もっと早く足を動かせ」



イデア「無情過ぎる〜」
アズール「今の早さで精一杯です!」








と、イデアとアズールが後から2人を追う








マレウス「そうは言っても、このまま四方を囲まれては
先程と同じ状況になってしまう」

選手交代→←行動力



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- ホントに好きです。ムスメ3さんと同意見ですホントに幸せです (1月3日 2時) (レス) @page25 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - ありがとう、エスメラルダモチーフの夢主待ってたんだ (9月29日 22時) (レス) id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚木葵 | 作成日時:2023年9月29日 22時

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