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悲劇 ページ23

イデア「よく見て、あれは火じゃない
花だよ」


『な、なんでこんな所に咲いて…』






他の生徒たちもその火のような花に気づいた
生徒達は興味深々に花に触れた途端…








『っ!?』
イデア「花に触れた生徒が…倒れた!?」






イデアはそう大きな声をあげた







マレウス「あの赤い花に近付いた者たちが、次々に
気を失って倒れていく…」








赤い花に触れ、他校の生徒も同じく倒れていく








ジャミル「しかも花の数がどんどん増えていくぞ!
恐ろしい早さで成長している…!」







壁に貼り付く赤い花々を見た








ラギー「オレの気のせいッスかね…なんか、気が遠くなって
きたような…」フラッ



アズール「この花に近づくほどに、意識を吸い取られて
いくようです」フラッ



ユウ「ラギー先輩、アズール先輩…!」







アズールも同じくと言ったところ…苦しそうに顔を歪めていた







『っな!』






Aの足元にもその花はやってきた



スカートで隠していた小型ナイフを取り出し
ツタをブチブチと裂いて後ろに下がり



マレウスやジャミルの元へ駆け出した







マレウス「なんと禍々しい輝きを放つ花だ…自然と足がすくむ
まさか、この僕が…こんなにも小さな花を、恐れていると
いうのか?」







マレウスは小さな花を揺らいだ目で見下ろした






すると、マレウスの足元に花が咲き始めた








『…っ!!マレウス様!』


マレウス「っ!?増殖した花が、足下から登ってくる……!
うっ…なんだ、これは…力が…抜ける…!」






マレウスの脚に絡みつく火のような花








『(間に合わない…!)』








マレウスの意識が遠のく








シルバー/セベク「マレウス様ーーーっ!」








そんなマレウスのもとへ、2人の騎士が火矢のように
駆けてゆく



主人を助けるために必死にその赤き花を魔法で殺していった
そのおかげでマレウスを無事に助けることが出来たが








セベク「な、なにっ!?」

シルバー「花が…セベクの魔法を吸い取った!?」


マレウス「こちらが魔法を使えば使うほどに、花の勢いが
強まっている」
 






マレウスはその花の威力に思い知る









マレウス「この色、この輝き、まるで…







炎のようだ」










いつか花の街で起こったあの災厄…
マレウスはそんな炎のような花を凝視しているなか



ルーク達の側にいたユウに被害が出始めた

悲劇の花→←不自然な



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- ホントに好きです。ムスメ3さんと同意見ですホントに幸せです (1月3日 2時) (レス) @page25 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - ありがとう、エスメラルダモチーフの夢主待ってたんだ (9月29日 22時) (レス) id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚木葵 | 作成日時:2023年9月29日 22時

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