執念の力 ページ8
＿＿＿＿＿＿「それで、もっと楽しい
魔法を、お兄さまに見せてあげるね」
「お兄さま＿＿＿」
「____助けて、お兄さま!」＿＿＿＿
ロロ「うっ……うう……！違う…違うっ！何も出来なかったのは
私じゃない！悪いのは私はではない…！
悪いのは周りにいた魔法士共だ!力を持ちながら、あの子を救えなかった!!」
ロロが怒りをぶつけた
ロロ「肝心な時には手を拱いて、目の前で苦しむ
あの子に何もしてくれなかったではないか…！」
マレウス「それで魔法士を恨んでいるわけか。逆恨みとしか
思えないが…」
アズール「ですが、魔法が発現した時には相当
悩んだでしょうね」
弟を失った原因である魔力を手に入れ
恨んでいる魔法士と同じになってしまったのだ
『皮肉もいいところよ…魔法士でありながら、魔法士を憎む
その苦悩の末に、こんな凶行に走ったと』
日記の最後に【紅蓮の花で、魔力を消し去ろう。もう2度と
弟のような可哀想な人間出さないために。
それが私の使命だ】と綴られていた
イデア「…でしたっけ？日記に書いてあったけどさあ…
馬鹿馬鹿しい。冗談キツ過ぎて草も生えませんわ」
ロロ「うるさい!!貴様に何が分かる!」
イデア「ひひっ、残念ながら…分かりたくなくても
分かっちゃうんですよねぇ。拙者とロロ氏、結構似た者
同士っぽいんで」
どれだけ後悔したか、どれだけ憎んだか
簡単に想像が付くほど
悩んで悩んで、それでも大切なモノが戻らないなら
全部、滅茶苦茶にしようって思うのも
イデアには分かっていた
マレウス「……シュラウド？」
アズール「イデアさん。念の為言っておきますが
馬鹿なことは考えないでくださいよ」
イデア「……分かってるよ。僕をこんな勘違い野郎と
一緒にしないでもらえます？」
ロロ「勘違い……？」
イデア「おやおや？まさか、まだお分かりではない？
キミのやってる事はぜーんぶ、八つ当たり」
イデアが珍しく、物凄く煽る
イデア「人生が自分の思う通りの展開にならなかった
からって、ヤケクソになって暴れまくっちゃってさ…
破滅するなら1人でどうぞ？他人を巻き込まないで
くださらんか？？」
だんだん、饒舌になっていく
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狼龍雪 - 裏話ありがとうございます！めっちゃ面白かったですヾ(o≧∀≦o)ﾉﾞ (10月22日 10時) (
レス) id: 342bdbf996 (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 狼龍雪さん» 分かりました。…って、ことで、僕の妄想で書きました！ (10月22日 0時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
狼龍雪 - めっちゃ気になります！裏話書けたら書いてください🙇 (10月21日 10時) (レス) id: 342bdbf996 (このIDを非表示/違反報告)
柚木葵(プロフ) - 狼龍雪さん» あ、気になりますか…？裏話を書いても書かなくてもいいかなぁ、って作者は思ってたけど…書いた方がいいのかな？ (10月20日 23時) (レス) id: 07f1144e2b (このIDを非表示/違反報告)
狼龍雪 - 恋の行方でエルとロロは何を話していたんですか？ (10月20日 22時) (レス) @page31 id: 342bdbf996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚木葵
| 作成日時：2023年10月10日 17時
