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2人の ページ31

里樹妃に会って、お茶会が終わり







緑青館の方に戻る







帰ってきて早々、宴会で妓女の姿になり
芸をお披露目して






静かな夜になる








五条「あがったよ」
『あ、迷わず湯船の方に行けたんだ』


五条「あぁ、なんとかね。寝ないの?」
『編んでる髪を解かなくちゃいけないのよ…あと化粧落とし』









櫛と手で髪を梳かしていくが…髪が長いのもあり、大変だった









『後ろの方どうなってんのよ…』
五条「自分でセットしてるんじゃないの?」


『今日は女華小姐ちゃんにセットしてくれたのよ』










苦闘苦戦していると










五条「ほら、櫛貸して」
『え?あ、うん……』









五条に櫛を渡して編んだところを解いてもらったのだった
その間に化粧落としをしてオフケアをする










『えっ?教師…?悟が?』
五条「なんだよ、その顔」


『柄じゃないのに……』
五条「僕を何だと思ってんの?」


『女誑しのクズしか…』
五条「アハハッ、任務に巻き込まれたいか?」


『遠慮しときます』








あの頃のように、いつも通りに話していた







五条「うっそ、今でも毒食べてんの?」

『ちょっと、変な言い方しないでよ。毒味役しながら
妓女してるんだから』

五条「聞いて呆れる」
『なんでよ』


五条「なんでも。……よし、解けたよ」
『ん、ありがとう……そのまま梳いてくれてもいいけど』


五条「言われずともするよ」









サッ、サッ、サッと髪を梳いていると









五条「……ねぇ、妓女ってなのは本当なの?」
『あ、あー……うん、まぁね』


五条「……個人で客を取ってんの?」


『まさか。私は芸だけで売ってるだけ。基本、大姐さんと
小姐ちゃん達がそうしてるわ』


五条「そっか…」


『……滅亡したでしょ。まさか、13年前の少女が
妓女だなんて』


五条「え、いや……花街出身だって聞いてたから
まさかとは思ってたけど…」








髪を梳く手が止まった









『……悟?』
五条「なぁ……」

『うっ……?』








後ろからギュッと抱き締められ、左肩に頭を置かれた











『ど、どうしたの…?』
五条「………」

『……アナタらしくないわね』










退こう…そう思って離れようとしたら










『(離してくれないんだけど…!)』









五条は離す気もなかった









『(ねぇー。おーい、離せ)』








離れようとするがガッチリとホールドされて
抜け出せなかった

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(プロフ) - 最高でした。ありがとうございます。 (2月27日 19時) (レス) @page46 id: c7d3164cef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚木葵 | 作成日時:2023年12月17日 23時

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