lady thirty-four ページ34
「え!!渋谷さんってアイドルだったの?!?!?!?! 」
村上「知らんかったんかい。」
キッチンから
ワイン持ってきて注ぐ。
「あ、有難うございます。」
ちょっと飲むと
ちゃんと座り直して
いい女ふうになるA。
てか、これが、普通なんやないか?
無理してんちゃうか?
男とおるときのAは。
とりあえず、俺ん家に連れてきたんはええけど…
どないしょ。。。。。
亮と大倉がいらんこと言うから
本人前にしたら
めっさ緊張すんやんけ!
「渋谷さんがかぁ… そうだったのかぁ…だったら、あの歳であの若さは納得出来るわ。」
1人で うんうん て言いながら
また酒飲む。
村上「おいおいおい、ペース速いわ。」
なんやこいつ、今日 変やないか。
いつもみたいに冷静な感じ見えへんし。
「今日…、仕事は早く終わって…?」
村上「せやな。勝手に出ていくどっかの悪い女がおるからちょっと気になってな。」
仕事場に行ってみてんけど、すばるに取られてもうたわ。
「村上さんってやっぱり変ですよね」
村上「変? あー変やな。 そんな女ほっときゃいいのにな?」
自分に言いかけるように
でも、ほっとけへんのがお前やねん。
「… ッ… 」
村上「なぁ… ? 」
ごめんな。
俺も勝手やんな?
ゆっくりこっち向いたAの後頭部を片手で包み込み
自ら キスした。
「え?」
村上「いつもんの仕返しや。」
目があって
その目に吸い寄せられるように
また唇を重ねる。
何度も…
何度も角度変えて。
も、あかんかも。
俺の手が無意識に
Aの胸にいきそうになった時
ちらっとすばるが浮かんだ。
村上「すばるには負けてられへんなぁ… 」
「ちょっ… 村上さん? おかしいよ。今日…」
珍しく身体を離すお前こそ珍しいで。
村上「俺がなんぼものの相手にはなれへんの?」
「え?」
村上「2度もお前から誘ってんやで?それなりに期待するわ。」
俺やってな?
普通に恋する男なんやで?
もう… 認めてねん。
好きなんや。 最低なこの女が。
村上「… 抱かせてや?」
こんな女は
俺の気持ちですら
簡単に操ってしまう。
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作者名:りりん∞ | 作成日時:2017年7月8日 14時