来世で憧れの警察官になったのはいいんだが...【男主】 Second

86話 (コナンside) ページ43

江戸川「え、A引っ越しちゃったの？」


担任「えぇ、急な家庭の事情らしくてね
お別れ会しよっか！って言ったんだけど
お別れ会をする時間もなかったらしいんだ」


先生ありがとう！ と言い、くるりと自分の席に体を向け歩く。


顎に手をやり少し悩みながら戻っていると
席が近い灰原が少しこっちを見て言葉を発した。


灰原「…家庭の事情ならしょうがないんじゃない？
…それに彼、あまり私と貴方以外関わり持たなかったし」



江戸川「…俺もそう思ったんだがよ、昨日も一昨日も来てなかったじゃねぇか、それに、普通引っ越しとか転校なら俺らに一言言わねぇか？」


灰原「別れ惜しみじゃないかしら……私は、彼の事、一目見たときから私達と同じと思ったんだけれど」



江戸川「…それは俺も思ったけどよ…」



テストは毎回100点、授業中や休み時間も何か年相応じゃねぇっつーか…何か妙に大人びてる気がした。
灰原もそれに気づいて１回Aの事見て震え上がってたし…。




灰原「…そんなに似てるの？彼と清谷 Aって人」


江戸川「！……あぁ、似てた
たまに見せる笑い方や仕草…あと好きなものも
従兄弟だからって、Aっつー名前も一緒っていうのも引っかかる」



灰原「…そう、少なくとも、組織ではその清谷 Aって人、見たことないわよ」



わーってるよ…と返事を返しながら真剣に考えていると
チャイムが鳴り、先生が教室に来た為
席に座ってまた授業を受け始めた。

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