70話 ページ27
松「んじゃな」
佐「Aさん、じゃあまた!」
『ん、またなー』
ひらひらと右手を振ると2人共背を向けて歩いていったので、自分も背を向けて反対側に歩き出す。
『…(困ったなー…イベント2つ重なるって
前代未聞だぜ、俺実は神様に嫌われてるんじゃね)』
うーん…と悩み人混みを抜けて
入りやすそうな1つのBARを見つけ
なんとなく入ってみる
マ「いらっしゃいませ」
『ん、アラワクある?』
マ「申し訳ございません、ただいま切らしておりまして…」
『じゃあ…アビーで』
マ「かしこまりました」
一礼したマスターを見てから、カウンター席に座り、店内を見回す。
「……お前さんなぜアビーを…?これから何かあるのかい」
『……まーな…ちーと大事なことがよ』
隣に座っていたパッと見70代後半のお爺さんが
話しかけてきて、反射的に答えてしまったが
よく見れば顔は大きな山高帽子で見えないし
普通に佇まいからして
結構世の中で高い地位の方だと思い
慌ててすみませんと一言挟んだ。
「…そうかい、結婚か?」
『そんなんじゃないっすよ、そんな相手も
知り合いにもないし…』
「じゃあ何で…」
『…プライベートっすよ、爺さん』
ボソッと呟くとこれ以上何も聞かれなかったので、すぐに運ばれてきたアビーに手を伸ばし
1口口の中に入れる。
「…それじゃ、私は行くよ
…アビーの通り、上手くいくといいね」
『…あんがと…』
スクっと席を立ち勘定を済ませてすぐに店を出た爺さんを横目で見ながらアビーをちまちま飲む。
マ「…」
『?マスター、俺これ頼んでなi 「先程のお方から」…』
スっと差し出されたカクテルに
少し目を見開いたAだが
すぐにクスッと笑い
あんがと…と一言言葉を漏らした
『…エル・ディアブロ』
・
・
意味は 気をつけて
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nanoka(*´∀`)(プロフ) - こんばんは!お久しぶりです!!これからも宜しくお願い致します! (2022年4月15日 21時) (レス) @page50 id: c5cc39e3a1 (このIDを非表示/違反報告)
羽蘭夜 - とっても面白くて、一気読みしちゃいました!!!お知らせも読みました、無理はしないでくださいね。これからも応援してます!! (2020年2月24日 11時) (レス) id: cc1818f90c (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の助(プロフ) - nanoka(*´∀`)さん» お久しぶりです!!! まさかすぐにこの様なありがたいコメントをいただけるとは思っても見ませんでした...!! またこれからもよろしくお願いします! Twitterもフォローしてくださるんですか!? ありがとうございます!! ありがたくフォロー返させていただきます! (2019年10月13日 22時) (レス) id: 074786471d (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - お久しぶりです!突然の更新に驚きつつも、とても嬉しかったです!これからも応援しています!Twitterもフォローします!占ツクと同じような名前なので宜しく御願いします! (2019年10月13日 19時) (レス) id: c7fdcaabfc (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 凄く面白いです!更新頑張ってください!楽しみに待ってます! (2019年6月2日 16時) (レス) id: 6639c811cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鷺の助 x他1人 | 作成日時:2018年2月18日 17時