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?「缶蹴り少年ーーーー!!」
『...あの時のっ』
神谷「ん?何、知り合いなの?」
ま、まさかこんな所で再開するとは...。
ん?てか何でここにいるの??
?「ほらこの前、可愛い子いた〜って言ってたじゃないですかw」
神谷「ああ、待ち合わせしてた時ね」
『かわい、い?』
神谷「何、その可愛い子ってのが竹崎君だったって事?」
?「そうそう!あ、竹崎君っていうんだね〜、よろしくね」
『あの..何がどうなって、』
小野「あ、ごめんごめん。俺は小野大輔!神谷さんと一緒にラジオやってて
付き合いは結構長いんだよ〜」
『ほ、ほう』
小野「竹崎君と会った日、神谷さんとあの場所で待ち合わせしててね」
『なるほど..あ、竹崎Aです』
神谷「ねぇ、缶蹴り少年って何?」
『え゛っ..』
小野「ははっ、竹崎君の蹴った空き缶が俺の膝裏にクリーンヒットしたんです(笑)」
『ほんっとにすいませんでした..』
小野「全然大丈夫だよ(笑)」
神谷「なんなら顔面にヒットしてやればよかったんだよ」
『がっ顔面って..』
小野「神谷さん酷ーいっw」
...この人達は仲がいいんだか、悪いんだか。
神谷「とにかく、今日は竹崎君もいるからちゃんとしてよね!
ビデオまわされるんだからっ」
小野「はーい、いつも通りやりま〜すw」
神谷「..竹崎君」
『はい?』
神谷「後でバッサリ編集していいから」
小野「なんでーーー?!!」
...仲、いいんだな。うん。
そんなこんなでラジオの収録が始まった。
今回も構成作家さんたちがいる隣のブースから見学させてもらう事になった。
10年続いてるラジオ番組だけあって、神谷さんと小野さんの息はぴったり。
まさに阿吽の呼吸というんだろうか...若干下ネタが多い気もするけど。
...俺も、こうやって第一線でずっとやっていく事が出来るんだろうか。
まぁまだ一線にも乗れては無いんだろうけど(笑)
(あまり無茶をしてはダメだ、命に関わる..)
..悪いな、そんな事考えてたら俺はここにいる意味がなくなってしまうから。
ちょうど冷たい水をスタジオに持っていこうとしていたスタッフさんがいたので、
思わず呼び止めた。
『すいません、それ..神谷さんと小野さんのですか?』
スタッフ「はい、そうですよ」
『あの..、常温のものってあるんですか?』
スタッフ「常温の水ですか?ありますよ」
きっと自分が自分でなくなってしまう事が、俺は1番怖いんだろうな。
でもその道を選んだのは、自分自身だから...。
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ちゃら - 凄い面白くて感動しました!素晴らしい作品をありがとうございます! (2018年3月19日 8時) (レス) id: b7f29ff674 (このIDを非表示/違反報告)
さおりん(プロフ) - 完結おめでとうございます!!すごく面白かったです!最後、泣きました。 (2017年7月19日 21時) (レス) id: 2014ee90c2 (このIDを非表示/違反報告)
Shima(プロフ) - ゆうとさん» コメントありがとうございます(^ ^)! (2017年1月30日 0時) (レス) id: da5ff44bdc (このIDを非表示/違反報告)
ゆうと - 完結おめでとうございます。面白かったです。 (2017年1月29日 23時) (レス) id: 198d87855b (このIDを非表示/違反報告)
Shima(プロフ) - あんみつさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて何より嬉しいです(^^) (2017年1月21日 23時) (レス) id: b63e7ea894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Shima | 作成日時:2016年10月10日 21時