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下野side

谷山「いや〜〜お疲れお疲れっ」

小野「とりあえず生でいいですよね?」

下野「...」

進撃のアフレコ終わりに、紀章さんと小野(D)さんに誘われて
半ば強引に居酒屋に連行された。
何やらスタジオで、神谷さんがコソコソと話をしていたのと関係があるのか..。

下野「あの..今日はすいませんでした」

小野「ん?」

谷山「何がよ?」

下野「..全然ちゃんと出来なくて、ダメですね..俺」

谷山・小野「...」

3人の間に微妙な沈黙が流れ、居酒屋特有の騒音が響く。

小野「そういえばさ〜、堂本さんのお店に新しい子が入ったんだって?」

下野「えっ、」

谷山「あ〜何か神谷君が言ってたなぁ..確か、神代ぉ、、Aちゃんだっけな?」

小野「あ、そうそう!そんな名前でした!下野君会った事ある〜?」

下野「はい、仕事で..」

小野「え〜いいな〜!何でも、この業界で神代さんが可愛いっていう噂が
広がってるらしくてね」

下野「そ、そうなんですか?」

谷山「下野君会った事あるならさ〜、今度紹介してよ?」

下野「しょ、紹介?!」

小野「うんうん♪どんな子か会ってみたいしさ〜!
もし本当に可愛くてタイプの子だったら、、ねぇ〜〜?(笑)」

谷山「そんなんだったら俺も狙うわ〜、小野君には取られなくね〜(笑)」

下野「...でも」

小野「あ、でも..Bella genteにお客として直接行った方が良くないっすか?」

谷山「確かに!今度2人で行くか(笑)」

下野「ダメですっ!!!」

急に無意識に大きな声を出してしまった。
でも...小野さんと紀章さんがAちゃんと仲良くしてるって考えただけで..。
いや紀章さん達だからという訳ではない。
Aちゃんが他の男の人と仲良くしてるだけで、心が乱れてしまう。

下野「っ、すいません!!大きな声出して..あの、」

小野「下野君」

下野「..はい」

谷山「君は病気だね」

下野「はい....え?びょ、病気?」

谷山「お前...散々アニメやらドラマCDやらで恋愛ものやってきたろ?
自分の事とはいえ...これは疎過ぎるだろ」

小野「俺たちが神代さんの事話してたら、嫌な気持ちだったんでしょ?」

下野「はい..」

小野「それはさ...恋煩いだって」

下野「...こ、恋?」

谷山「下野君は、神代Aちゃんの事が好きになったんだよ」

下野「好き...?」

今日やっと、モヤモヤしていた心情の原因がようやく分かった。
でも..あの時のAちゃんの表情を見ていた俺は、この恋のゴールは
何となく見えていたんだ。

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設定タグ:下野紘 , 男性声優 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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Shima(プロフ) - すみかさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけて良かったです(^ ^) (2016年8月23日 16時) (レス) id: da5ff44bdc (このIDを非表示/違反報告)
すみか - とてもいい作品でした。読んでいてたのしかったです! (2016年8月23日 16時) (レス) id: face6a46eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Shima | 作成日時:2016年7月4日 16時

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