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下野side
下野・梶「お疲れ様〜!」
今日は梶君と2人でバラエティの収録があり、今は仕事終わり。
俺も梶君も今日の仕事はこれで終わりだったので2人で飲みに来た。
梶「〜〜っ、うまーい♪」
下野「...」
梶「どうしたんですか?僕の事じっと見て..」
下野「いやぁ、梶君大人になったなぁと思って」
梶「どうしたんですか?急に(笑)」
下野「声優としてデビューした頃から知ってるからさ..
生ビールとか美味しそうに飲んでるのを見てたら、梶君もおっさんに..」
梶「ちょっ、途中までいい感じだったのに。最後のいらないです(笑)」
下野「(笑)、冗談だよ」
梶君は後輩だけど変に気を遣ってこないから、とても話しやすい。
梶「..下野さん、髪伸びましたね」
下野「うーん、最近なかなか切る機会無くてね。切りたいとは思ってるんだけど..」
梶「Aちゃんに切ってもらえばいいじゃないですか〜」
下野「..何でAちゃん?」
梶「まだ新人さんだから、下野さんが実験台に...
そういえば、下野さんも名前で呼ぶようになったんですね?」
下野「えっ?!あ、うん、そうだね」
梶「ふーん..」
下野「か、梶君も神谷さんだってそうしてるでしょ?」
梶「..そういえば、Bella genteってここから近いですよね〜」
下野「あれ?話..」
梶「だいだい70、80mぐらいですかね〜?」
下野「..もういいです(泣)」
梶「嘘ですよ(笑)もしお店にAちゃんいたら呼びませんか?」
下野「えっ?!いい今っ?」
梶「そんな焦らなくても(笑)」
下野「焦っては..ない、よ」
梶「そうですか??僕連絡してみますねっ」
梶君はスマホを取り出してAちゃんにメールを送った。
なぜだかこっちが緊張してしまう。
梶君がメールを送って15分程経つが、返信は一向に来なかった。
梶「忙しいのかな〜?」
下野「別の用事かもしれないよ?もしかしたらまだ仕事ty..」
梶「下野さん、Bella genteまで行って見てきて下さいよ♪」
下野「はあ〜〜?!!何でだよっ」
梶「いいじゃないですか〜!すぐそこだし」
下野「嫌だよ、どうしても行くなら梶君が..」
梶「あ〜〜言っちゃおうかな〜〜〜笑ってた事♪」
下野「うっ..」
全く..、いらない事ばかり覚えてるんだから..。
下野「..分かったよ」
梶「いってらっしゃ〜い♪」
そんな感じで何気なく行った先で、俺は...見てしまったんだ。
堂本さんとAちゃんが、床に倒れ込んでいる所を。
その時のAちゃんの表情を....。
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Shima(プロフ) - すみかさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけて良かったです(^ ^) (2016年8月23日 16時) (レス) id: da5ff44bdc (このIDを非表示/違反報告)
すみか - とてもいい作品でした。読んでいてたのしかったです! (2016年8月23日 16時) (レス) id: face6a46eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Shima | 作成日時:2016年7月4日 16時