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カーテンの隙間から差し込んだ太陽の光で、ぼんやりと目が開いた。
あれ?私...いつの間に部屋に戻って来たんだろう。全然覚えてない。

『...えっと、今日は月曜....なんだ、仕事休みだ...、じゃあもう少し、』

スマホで日時を確認して、もう少し意識を手放そうと思った。

『.........................................ぇへ?』

再び目を閉じようとすると、1人の男性が私の隣で眠っていた。
...え?ええ?ちょ、ちょっと待って?!!
思わず毛布を引っ張り上げて、自分の身なりをチェックした。

『だ、っだ大丈夫、、ふ、ふふ服着てるっ...』

社会人として誤った事はしていない..いや、男の人と一緒のベッドで
寝てた事自体アウトか...。

下野「んっ、〜〜」

『!!!』

男性が起きる素振りを見せたので少し後ずさったが、
その勢いでベッドからひっくり返ってしまった。

『ったたぁ、、』

下野「...神代さん?」

『ひっ!!』

k、この人何で私の名前知ってるの?!!

下野「ひっ!って...、俺の事誰だか分かる?」

『えっ?』

その男性が、あなた知ってるでしょ?というような口ぶりだったので
よくよく目を凝らして男性の顔を確認した。

『あっ、、下野さん...』

下野「はい、、下野です」

下野さんは、私が執拗に身体に毛布を巻きつけているのを見て慌てていた。

下野「っちょ、俺っ、俺何もしてないからねっ?!!ほんとに!神に仏に誓って!!」

その後私は、昨夜記憶が途切れてしまった後の出来事を下野さんから説明してもらった。

下野「...という事に、」

『すいませんでしたーーーーーーっ!!!』

下野「えええええ」

私はものすごい勢いで、下野さんに土下座した。

『本当にすいません最低ですね私数回引っ叩いてもらっても全然かまいません
ていうかむしろ引っ叩いて下さいはいそれでは張り切ってどうぞ』

下野「ちょ、ちょっとちょっと落ち着いてっ」

『...だって、そうしてもらわないと私、』

下野「...じゃあさ、1つお願い聞いてもらってもいい?」

『お願いですか?私に出来る事なら、何でもしますっ』

下野「名前で呼んでもいい?...Aちゃんって」

『そ、そんな事でいいんですか?』

下野「うん、それがいい」

『分かりました、、でもやっぱり今度きちんとお詫びというか..お礼させて下さい!』

下野「..(笑)、分かったよ。考えとく」

朝からこんな会話を繰り広げた私は、何となく下野さんと初めて会った
日の事を思い出していた。

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設定タグ:下野紘 , 男性声優 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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Shima(プロフ) - すみかさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけて良かったです(^ ^) (2016年8月23日 16時) (レス) id: da5ff44bdc (このIDを非表示/違反報告)
すみか - とてもいい作品でした。読んでいてたのしかったです! (2016年8月23日 16時) (レス) id: face6a46eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Shima | 作成日時:2016年7月4日 16時

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