声優ですね (ページ37)

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？「...い、..い、犀川」

誰かに肩をポンポンと叩かれて
名前を呼ばれている事に気がついた。

『！！った、た立花さんっ
すいません..』

立花「いや、別に..」

私は立花さんの肩に頭を預けている事に
気がついて飛び起きた。

小野「(笑)、よく眠れた？」

『あ、はい(･･`;)』

小野さんは全て知っていたようで、
にこにこと笑っていた。

(は、恥ずかしいっ;;
立花さん、重かったよね)

そうこうしているうちに、マンションに到着した。

小野「じゃあ、お疲れ様でした～(^^)」

片岡「お疲れ様です、あ、楓太。
明日、9時にマンションに迎えに来るからな」

『はい、分かりました。
お疲れ様でしたっ』

神谷「お疲れ様でした。
片岡さん、わざわざありがとうございました」

片岡「いえいえ(^^)」

福山「お疲れ様(^^)」

立花「ちゃんと休めよ」

寝ているスタッフさんを起こさないように
私達3人は静かにワゴン車を降りた。

角を曲がってワゴン車が見えなくなるまで
見送った後、マンションへと入った。
3人でエレベーターへ乗り込み、4Fに到着した。

小野「楓太君、初日お疲れ！
ゆっくり休んでね(^^)
神谷さんも、お疲れ様でした！」

『ありがとうございました。
お疲れ様でした！』

神谷「神谷さんもって..
楓太君、行こうか(^^)」

エレベーターで小野さんと別れて
自分の部屋と向かった。

『じゃあ、お疲れ様でした。
おやすみなさい(^^)』

そう言って、自分の部屋に入ろうとしたが

神谷「どこ行くの？」

と、神谷さんに腕を軽く引っ張られた。

『はへっ？』

予想してなかった事に驚いて
間抜けな声を出してしまった。

神谷「(笑)、ここ、痛いでしょ？」

『い゛っ』

ぶつけたおでこを指でポンと押され、
腫れていた事を思い出した。

神谷さんが鍵を開け、どうぞと扉を
押さえて中へ入るよう促した。

『お邪魔します..』

部屋の中は、薄い青と濃い青と白を
ベースに統一感のあるスッキリとした部屋だった。
中の造りはもちろん私の部屋と一緒だが、
インテリアで全く違った部屋に見えた。

神谷「そこ座って(^^)」

クッションがランダムに置かれたカーペットに
座って神谷さんを待った。
神谷さんはクローゼットから救急箱らしき物を
取り出して、私の横に座った。

神谷「じゃあ、前髪あげて？」

私は言われたとおりに右手で前髪をあげた。

その様子を、脱衣所の方から誰かが見ていた。
綺麗な毛並みで、長いしっぽをパタパタと揺らしながら..