11話 ページ13
Aside
辺りは暗い。
黒いモヤで包まれた様な感じだ。
ピチャン…ﾍﾟﾁｬ…
水の様な音と一緒に誰かの足音が聞こえた。
音の方を見る。
『おかぁ、さん…？』
オレンジの髪を長く伸ばした女性に言葉を呟く。
向こうを向いていて顔は見えないが、タバコによる髪の毛の痛み、香水のキツい匂い。
間違いなく、自分の母だ。
母はゆっくりとこちらを振り返る。
｢お前のせいだ。｣
母は血まみれだった。
鬼のような形相で近づいてくる。
｢お前…お前も！いらない！いらない！！！｣
母は私の首に手を掛け力を込める。
逃げようとするも、体が動かない。
『ぐっ…、あぅっ…！ぉか…さ…！も、やめ…』
｢お前も死ねば良かったんだ！クソクソクソッ！もっと早く売り飛ばしておけば！！こんな事にはならなかったのに！！｣
『ゔっ…、ｶﾞﾋｭｯ』
だめ、死ねんのに…。
だって、キュウコンが…。あの子が、まだ。
母はさらに力を込める。
｢ムダムダッ！お前もアイツも何もかも！ぜーんぶ、無能！！お前はなーんにも出来ない！今だって！なーんにも出来てない！！！このまま、お前も死んでしまえっ！！！｣
いやだ…！誰か、助けて…！！
『っ…！あﾞあﾞっ！！』
勢いで起き上がった感覚で目を覚ます。
気がつくとベッドの上で汗だくになって上半身を起こした状態だった。
しばらくして激痛が襲いかかる。
『っゔ…！！』
周りを見る。
白く清潔感のある部屋だ。ここは、病院…？
『…キュウコン。』
いつも近くに居てくれたあの子がいない。
ベッドから降りて駆け出す。
ここがどこかは分からないけど、キュウコンの方が心配だった。
体が痛みだしてくる。
だんだん、視界が霞んできた。
体が震えて、床に座りこんでしまう。
『ﾊｯ…ﾊｯ…。』
立てない。足に力が入らない。
『っ…、キュウコン…。キュウコン…！』
早く行かんと…。そう思っている時だった。
｢ちょっ！大丈夫か？！｣
『ヒッ！』
男の人に声をかけられた。
一気に血の気が引いていく。
『ぅぁ…、』
呼吸が荒くなって、上手く息を吸えなる。
ｶﾋｭｯ、ｶﾋｭｯと不自然な呼吸を繰り返してしまう。
男は慌ただしく誰かを呼び始めたが、意識は薄れていった。
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すみれ - お久しぶりですすす!!私も20話までしか見られません...。無理に更新してなんて言わないので、ゆっくりがんばってください...!! (2023年1月1日 16時) (
レス) id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)
白ハム(プロフ) - 話の内容やキャラの台詞が変わると思いますが、ご了承ください。泣きながら勉強してきます (2022年10月25日 18時) (レス) id: 1b60f151b0 (このIDを非表示/違反報告)
白ハム(プロフ) - 自分は何話まで書いたのか、書いた文章はメモしてないですし…、また書き直したほうが良いんですかね…？ちょっと頑張ってみますので、11月20日の受験までは勘弁してください(泣) (2022年10月25日 18時) (レス) id: 1b60f151b0 (このIDを非表示/違反報告)
白ハム(プロフ) - どうしましょう。皆さん、今、何話まで見れてますか？自分のは20話までになっています。どうやら消えてしまった…??ようです。悲しい悲しい。どうしましょう。 (2022年10月25日 18時) (レス) id: 1b60f151b0 (このIDを非表示/違反報告)
白ハム(プロフ) - 珀琥さん» 今、放送中のポケアニは歴代キャラ達も出てくるから激熱ですよね！応援していただき感謝です！！頑張っていきます！ (2022年4月8日 23時) (レス) id: 1b60f151b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白ハム x他2人 | 作成日時：2021年3月20日 22時
