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朝4 ページ5

屋上に行くと、静かだった。

『昔の私ね。

まだ戻っちゃ駄目なんだよね。

せめて2人と、ハムちゃんを助けないと。

そしたら、ひと思いに死のうかな。』

九「五十嵐さん。」

『わっ、びっくりした。』

九「青池透子の宝石のありかが分かりました。

ガールズインターナショナルの本部だそうです。」

『やっぱり、弱くてちっぽけな女の子たちに送ってあげましたか。』

九「ぼくはどうなのかと思います。」

『ん?』

九「だって、それ汚いお金ですよ?

青池が横領したお金。

それで救われたって嬉しく無いんじゃないんですか?

女の子たちがかわいそうです。」

『九重さんはそう取るかー。

じゃあ九重さん的にはバッドエンド?』

九「そうじゃないんですか。」

『んー、私的にはハッピーエンドですかね。

一億円のお金を貰ったら、助かりますから。

それが、汚いお金か、綺麗なお金かなんて関係ないんですよ。

助ける、助かる。

青池透子さんは私たちからもBからもげ切って彼女は助けたんですよ。」

九「そういう考えもありますね。」

『でしょ?

きっとハッピーエンドか、バッドエンドかなんて私たちが決めることじゃないですよ。

彼女にとって、最後に人助けをして終わりを迎えたわけです。』

九「五十嵐さんは、それでいいんですか。」

『え?』

九「404のことです。

隊長、変えるつもりはないって言ってましたよ。」

『そっか。なら、変えることは出来ませんね。』

九「このままのこの関係でやってくんですか。

喧嘩したままで。」

『仕方ないですよ。』

九「良かったら、401に来ませんか?」

九重さんは、まっすぐ私を見つめた。

陣馬さんも、九重さんも大好きだ。

『大好きですよ、401のこと。

でも、変わらないです。

4機捜を守れなかったならば、その時は4機捜を辞めるつもりですから。』

九「え?」

屋上のドアが勢いよく開いた。

伊「ギリギリセーフ。」

『伊吹さん。』

志「馬鹿、押すなよな。」

『志摩さん。』

伊「あのね、九ちゃん。

喧嘩しようが何しようが五十嵐ちゃんは404なの。」

九「気まずくしていたの貴方でしょ。」

伊「それは今から謝る。」

『伊吹さんが謝ることなんて何もありませんよ。』

伊「俺が一方的に無視ししてたから。」

『私が悪かったんですよ。』

志「それは、五十嵐からも謝って欲しい。」

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イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね!更新頑張ってください!応援しています。 (2020年9月12日 21時) (レス) id: e522761e6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:九十九 | 作成日時:2020年9月5日 0時

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