朝3 ページ4
陣「嬢ちゃん何かしたのか。」
『全部私が悪いんです。』
九「伊吹さんがあんなに無視することってあるんですね。」
陣「まあ、あいつはガキだからな。
それくらいしかできねぇんだよ。」
『いいえ、2人が怒るのも無理はありません。
私は2人を守りたかったんですよ。
でも、その結果4機捜にはいられなくなり、2人を怒らせてしまった。
おまけに、青池さんを守ることは出来なかった。』
私は、一旦ここで口を閉ざした。
自らの落ち度を言ったらキリがない。
ようやく少し落ち着けた。
桔「五十嵐、貴女何したの。
言いなさい。」
『殺気を感じたので、外にもう1人拳銃を所持する男がいると分かり止めに出ました。』
桔「なんで五十嵐は1人で外に出たの。」
『守りたかったんです、2人を。』
そう言って、私は、バスで起こったことを簡単に説明した。
桔「それでなんでそんな危いことをしたの?」
『2人が殺されるくらいなら私が殺されてしまえばいい、そう思ったんです。
それに、もう守らないって決めた人が破った罰には丁度いいと思ったんです。
だから、頭部に拳銃を持っていきました。
それに、撃たれれば死んだあの人の気持ちも理解できるかなって。』
桔「バカッ
自分の命は大切にしなさい。」
『大切にはしようとしているんですけどね。
でも、何を言われようと今回のことを後悔するつもりはありません。
あの2人を守れた、死ななかったのは事実ですから。
喩えあの2人が守れられていないと感じたとしても。』
私は、そう言い屋上へと向かった。
桔「あの子、元のあの子に戻りつつあるわね。
班長、九重、あの子を404から変えるつもりはないわ。」
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イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね!更新頑張ってください!応援しています。 (2020年9月12日 21時) (レス) id: e522761e6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九十九 | 作成日時:2020年9月5日 0時