朝 ページ2
朝
私以外の5人は揃っていた。
私には、何度連絡しても繋がらないということで、私のことは置いておいて青池さんの事件について考え始めた。
青池さんのスーツケースの中にうさぎのぬいぐるみぽい何かがあることがわかり、伊吹さんがうさぎのぬいぐるみの目を取り出せた。
伊「ほら、見てみてみて。
よいしょっと。」
志「練習台に作ったんだろう。」
桔「ぬいぐるみにして国外に持ち出す算段だった。」
伊「よし、ミッション。
一億円のうさちゃんを探せー!」
陣「逃げてる最中に自分の命が助からないと分かって、奪われるくらいなら捨ててやる、神田川に捨てたっ」
桔「一億円を川に捨てる?」
志「警察にも暴力団にも渡したくとなったら捨てる、かも。」
伊「ピンとこない。
なんかこうほと走る青池ちゃんのバトルオーラが・・・」
志「そういうふんわりした話はやめろ」
宝石の行方を考えている中、私は漸く戻ってきた。
『ただ今戻りました。』
そう言って、5人の方を見ると伊吹さんに顔をそらされた。
陣「嬢ちゃん、電話にも出ないで。心配したぞ。」
九「五十嵐さん?」
桔「五十嵐、何処に行ってたかちゃんと説明して。」
『はい。ちゃんと説明させていただきます。』
帰ってきた瞬間、3人から質問が次々と。
しかし、志摩さんと伊吹さんは口を閉ざしたままだった。
相変わらず怒っているのだろう。
私も謝れば済むのかもしれないと思っていても、2人を守るために取った行動だったがゆえに、それも出来なかった。
『分かったんです。
青池さんが一億円を何処にやったのか、そして彼女は何がしたかったのか。』
桔「順を追って説明して頂戴。
まず、五十嵐今まで何してたの?」
『青池さんが行ったと思われる場所に聞き込みをしてきました。』
桔「じゃあ拓榴宝石店にも行った?」
『はい!
あっ、もしかして、誰か行ったんですか。』
そう言うと、志摩さんにも伊吹さんにも顔をそらされた。
桔梗さんの質問に答える形で、五十嵐は説明をした。
怒っていても、話は聞いているらしく、志摩さんはメモを取っていた。
桔「最後に、青池透子が一億円を何処にやったのか、分かれば説明して頂戴。」
九「あの、すみません。」
『九重さんどうしたんですか。』
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イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね!更新頑張ってください!応援しています。 (2020年9月12日 21時) (レス) id: e522761e6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九十九 | 作成日時:2020年9月5日 0時