魔法科高校の劣等生『最後の零』 (ページ7)

今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:20,977 hit

Ⅴ ページ7

sideルキ
扉を開けた先には何度かあったことのある１２人の同じくらいの少年たちと、見たことのない白銀の髪の深い紅の瞳を眠たげにさげている少女がいた。

「オマエらやっと来たのかよ」呆れながらこちらを見る逆巻アヤト

「仕方無いでしょう、無神がここから一番遠いのですから。」本を読みながら目線だけをこちらに送る逆巻レイジ

「ふん...」首にさげている鍵を握りしめながらこちらをじっと見てくる逆巻スバル

「そっちには七草が言ったんでしょ？大変だったねぇ？」部屋の奥にあったピアノを触っていた逆巻ライト

「母様...ｸﾞｽｯ」クマのぬいぐるみを抱き締め泣いている逆巻カナト

「.....」持っているティーカップを悲しそうな目で見つめている逆巻シュウ

「ｸﾞｯ..」マフラーをはずせばいいものを決してはずさず紅茶を飲もうと少々奮闘している月浪カルラ

「ﾊｸﾞｯ..ﾓｸﾞﾓｸﾞ..」腹が減っているのか空気を壊さぬようこっそりと菓子を食べている月浪シン

そして...

『あなた方が無神の子息ね初めまして、私は零咲家最後の生き残り零咲乃依珠。"最後の零"とも呼ばれているわ。さあ聞きたいことがあるだろうけどまずはお茶をしましょう？時間はたくさんあるもの。』

これが俺たちのの物語の本当の始まり....

ーーーーーーーーーーーー
序章終了

(￣▽￣＝￣▽￣)