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空港に近づけば近づくほど俺もアンナも口数が減り、
空港に着く頃には、もう彼女に笑顔すらなくなってしまっていた。
「なんて顔してんだ、シャキッとしろ!」
『…ナワーブ……』
行かないで
とでも言うように今までより強く手を握り返される。
「泣くの、我慢してんの？」
『泣いちゃうから…そういうこと言わないでっ』
我慢する必要なんてないのに。
「泣けばいいだろ、泣いていいんだぞ。」
むしろ俺との別れが悲しくて泣いてくれるなら嬉しいから泣いて欲しいくらいだ。
『だって泣いたら、ナワーブに心配させちゃうと思って…!』
出来のいい女ってのは、まさにアンナのことだろう。
まあ、そんな物みたいな言い方好きじゃねぇけどよ。
「へいへい、わかったわかった!」
『ん…痛い…』
「おっ、悪い」
ちょっと強く抱き締めすぎたか…
「アンナ、俺のために泣いてくれないか」
『意味わかんないよ』
「…ありがとう。」
俺の腕にすっぽり収まったアンナは既に涙を零していた
「お前に持たせたその荷物、持ってけ。」
『え…？でもこれ、ナワーブのおやつ…』
「そんなの嘘に決まってるだろ？」
本当は
「置き土産みたいなもんだ、家で有難く食べてくれよな」
せめてもの思いで買った、お菓子の詰め合わせ
こんなもので申し訳ないが、これでも一応アンナへのプレゼントのつもりなんだ。
『好き、大好き』
「俺も…アンナのこと大好きだ。じゃあな、また会おう」
長めのキスを交わした＿＿
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ナタちゃん推し - わぁぁ！完結おめでとうございます！ナワーブくんとの関係が好きでした…！これからも違う作品でも頑張ってください！！ (2021年8月1日 2時) (
レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - setuna7014さん» 最後までお付き合いいただきありがとうございます!満足してもらえたならこちらとしても、とても光栄です。ありがとうございます!! (2019年9月29日 13時) (レス) id: e03bf13403 (このIDを非表示/違反報告)
setuna7014(プロフ) - 完結おめでとうございます！他の作品とは一味違っていて、とてもおもしろかったです (2019年9月29日 12時) (レス) id: 199d12d151 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - setuna7014さん» あ、あ…ありがとうございますっ!!マイペース更新ですが、完結までお付き合いよろしくお願いします…! (2019年9月17日 16時) (レス) id: e03bf13403 (このIDを非表示/違反報告)
setuna7014(プロフ) - 好きです。更新楽しみにしてます (2019年9月17日 2時) (レス) id: 9c6758aed7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天空 | 作成日時：2019年9月10日 18時
