ここにいて、永遠に【ノートン】【identityV】

ここにいて、永遠に ページ30

『おはよう、ノートン』




「おはよ、サラ」




手を繋いで二人で食堂へ向かう




「おっ、ノートンいた!」




「ノートン、今日ゲーム一緒に行けるか？」



「あ…すまない、僕達は邪魔だね。また後で話そう」




「あー、ナワーブ待って。ごめん今日はパス」




私たちが付き合ったということは瞬く間に荘園中に広まった。




「おーそっかぁ」




「デートか!?デートすんのか!?」




「こらウィリアム!」




ナワーブとウィリアムの相手をするのにイライは忙しそう。




「そ、俺たちデートすんの。だからまた明日な」




デートと大袈裟に言っているけど、ノートンの部屋でトランプをするだけなんだけどね




『ねえねえノートン』




「んー」




『トランプする前にチェイス練習付き合ってよ』




「いいよ。」




『やった!』




最近よく思うんだけど、




私の居場所はここなんだなって。




ノートンの隣が落ち着くの。




『好き』




「愛してるって言って欲しいなー」




『え、恥ずかしいじゃん……』




「いいだろ別に。」




『わかったよ…愛してます…』




「顔真っ赤。俺も愛してる。」




＿＿ここにいて、永遠に＿＿




＿＿ここにいるよ、永遠に＿＿

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