恋 愛 相 談 。【四つ辻の美少年】

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変な夢を見た。




四つ辻さんが、いなくなってしまう夢。




四つ辻さんと会うことはなくなってしまい、私は死んでしまう




そんな夢。




「来たぞ」




『四つ辻さん…おはよう』




「ああ…どうした？顔色が悪いぞ。体調でも悪いのか」





『ううん。ちょっと、変な夢見ちゃってさ』




大したことないよ




そう言って靴を履き、外へ出る。




「…学校で、辛くなって耐えられなくなったら帰ってこい」




『うん、そうするつもりだよ。』




「そうか。時間さえ指定してくれれば迎えに行けるが…？」




『大丈夫、今日は学校終わったら迎えに来て』




「いいのか？午前中だけでもいいんだぞ、昼飯食ったら早退するから１時に迎えに来いと言われたら迎えに行くぞ」




『今日は大丈夫!今日は4時に迎えに来てね、すぐ行くから。』




「…ああ、わかった。」




もう学校に着いてしまった。




高校生になってから誰かと一緒に登校するってことはなかったから、なんだか新鮮。




『ここまででいいよ、ありがとう』




「また4時に来る。」




『うん。お迎えよろしくね？』




「ああ」




まるでお父さんとの会話のよう




父と娘ってよりは、やっぱり彼氏と彼女のほうがいいな




なんて思ったことは、心の内に秘めておこう。

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