第14話ー�� ページ35
拓人side
少したつとスカーレットが部屋の扉を開けた
ス「……お待たせ」
露「大丈夫か？」
ス「うん､少し落ち着いたから…」
そういうスカーレットの手にはコップがあり､後ろには薬が散乱していた
拓「お前！はぁ…まぁしょうがねぇか」
今のこいつにもう薬を使うなとは言えねぇな
拓「じゃ､俺は部屋の外に居るからよ｡ゆっくり2人で話してくれ」
露「あ､待て拓人！君にも聞いて欲しい」
拓「え？俺にも？」
露「あぁ｡」
拓「話は部屋の外で聞いてるからよ､俺がこの部屋に居るとはなしにくいだろ？」
露「いや､君が居ないと意味がないんだ」
拓「え？ま､まぁわかった｡ここにいるよ」
予想外の言葉に少し動揺しつつも俺はそこに座った
ス「露伴くん…私はまずあなたに謝らなきゃいけないことがたくさんあるの…」
露「君が僕に謝ることなんて無い｡むしろそれは僕だ｡」
ス「露伴君が謝ることじゃない！」
露「僕が謝ることだ！君が精神的に不安をかかえてることを知りながら僕は…君がそれほどまでに苦しんででいることを知らなかった…知ろうとしなかった…ほんとにすまない｡」
ス「違うよ…私がずっと知られたくなくて隠していただけなの…露伴くんに嫌われるのが怖くて…でも…」
露「僕が君を嫌うわけなんてないだろ！」
ス「で､でも私は…きっとずっとこうやって薬に頼らなくては生きていけない…生きることが怖い…」
露「無理にやめなくていいんだ！」
ス「え…でも…」
露「これからは僕が君の心の支えになろう！だから君は無理に薬をやめなくてもいい､自然にやめられるように僕が君を守るから！どんなことからも！」
ス「露伴君…」
露「好きだ！スカーレット！僕と結婚してくれ！」
その言葉に俺もスカーレットも固まった
多分スカーレットは俺と違う意味だが…
ゆっくりとスカーレットに近づきスカーレットの手を力強く握り露伴は続ける
露「君を必ず幸せにすると誓う！」
ス「え！？あ…わ､私なんかでいいの？露伴君ならもっと素敵な人が居るんじゃ？」
露「僕にとって君以上に魅力的な女性は居ない！」
露伴のあまりにも直球すぎる言葉にこれでもかというほど顔を赤くするスカーレット
露「それとも君は僕では不服か？」
ス「そ､そんなことないよ！」
露「じゃあ僕のことが好きではないのか？」
ス「す………き…です…」
露「なら決まりだな！」
そういうと露伴はスカーレットの隣に座り､俺と顔を合わせた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：孔丞さくラ | 作成日時：2020年2月18日 10時
