第12話ー�� ページ23
拓人side
拓「てゆうか露伴ちゃん､俺にコーヒーすら出してくれないの？」
露「ふん､それなら今すぐ用意するさ……スカーレットがな」
ス「え！？私！？」
拓「何でスカーレット…あ！」
メイド服だからか？笑
露「良いか？スカーレット､君は今から拓人の召し使いになるんだ｡メイドっていうのは元々召し使いだからな｡」
ス「えー…何で私が拓人にコーヒー入れなきゃいけないの？」
拓「いや､普段ならまぁお前が人にコーヒー入れるなんてしないだろうけどよ」汗
露「別に拓人にやらなくても僕に入れてくれても良いんだぞ？」
いや､俺がコーヒー飲みたいんだけど？笑
ス「じゃあ露伴くんにいれるね！」
露「あぁ､それでもいいぞ｡そしたらメイド喫茶に通う人たちの気持ちもわかるかもしれないしな」
拓「いやあの…俺にコーヒーは…」
露「自分で入れれば良いんじゃあないか？」
ス「そうだよ､自分の分くらい自分で入れなよ」
いや､俺客なんだけど？
まぁいいか笑
ス「いいよ､拓人先に入れて」
拓「はいはい､自分の分は自分でいれますよーだ」
ス「露伴くんってコーヒーは…」
露「スカーレット､君は今から僕の召し使いなんだ｡だから僕の事をご主人様と呼ぶんだ」
ス「え！？ご…ご主人様？」
露「そうだぞ？」
ス「わ､わかった！がんばる！」
そう言い台所に向かうスカーレット
露「…拓人､スカーレットのああいう格好はやっぱり珍しいのか？」
コーヒーを入れ終え椅子に腰かけると露伴が俺に問いかけてきた
拓「珍しいのなんのだぜ､明日は多分嵐だな｡」
露「僕ははっきりもったいないと思う｡もう少し服装に気遣えば良いのにな」
拓「ははっ､本当に色々ありがとな｡でも本人に確認した訳じゃないけどあいつは男に絡まれたくないんだよ」
露「え？」
拓「ほら､前にスカーレットのこと襲った男のこと話しただろ？確かあのころあたりだよ､スカーレットがおしゃれしなくなったのは」
露「じゃあ男に目をかけられないためにってことか？」
拓「あぁ､多分な？」
俺がそう答えた後しばらく露伴は考え込んだ顔をしていた
ス「ご主人様？お待たせしました！コーヒーです」
露「…あ､あぁありがとう」
ス「ど､どうだった？」
そう露伴に聞きながら俺がさっきどこにしまってあるのかわからなかったティースプーンをわたしてくれた スカーレットは昔からこういうところが気が利く…ていうかほんとにティースプーンどこに閉まってたんだよ汗
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作者名：孔丞さくラ | 作成日時：2020年2月18日 10時
