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No.55 9年前のこと ページ8

.


ー木暮sideー


俺が4歳の時、家族はバラバラになった

幼い頃の俺はよく解らなかったけど、
俺の親は“離婚”というモノをした





それはもう9年前だ___




.





俺は父ちゃんに着いていくことになった

父ちゃんからそう言われたから

姉ちゃんもだ



なんで母ちゃんに着いて行っちゃだめなの?

俺たちはこれからどこに行くの?

なんで母ちゃんとは離れ離れになるの?


ってあの時は疑問だらけだった




そして、家族で家を出た。

母ちゃんとは別の方向を歩いて


姉ちゃんと横並びで歩いていると、姉ちゃんは
突然立ち止まって、俺の正面に来た


とても真剣な顔をして俺のことを見つめた



??「夕弥、夕弥はお母さんのところに行って」


夕弥「え?なんで?」


??「…なんででも。お願い。夕弥」


姉ちゃんの顔を見ると、俺は断れなかった
「分かった」って言うと、姉ちゃんは俺のことを抱きしめた



夕弥「姉ちゃん…?」

顔は見えなくて、でも肩は震えていたのを覚えている


姉ちゃん?なんで肩、震えているの?




??「お姉ちゃんが、夕弥のこと守るからね」


そう言って、俺のことを離した



守る…?なんで?


??「いい?夕弥。

ここの道を真っ直ぐ進んで行けば必ずお母さんに会えるから。急いで。夕弥」


俺のことを振り向かせ、背中をトンと押された


夕弥「う、うん」


俺は言われるがまま、真っ直ぐひたすら進んでいった

そしたら姉ちゃんの言うとおり、母ちゃんがいたんだ



夕弥「母ちゃん!」

母「夕弥!?どうしてここに…」

夕弥「姉ちゃんが母ちゃんのところに行けって行ったから…」


そう言うと、母ちゃんは悲しそうな目をして
「そうだったの…」と言った


夕弥「母ちゃん、どこに行くの?」


そう聞くと、母ちゃんは少し黙って口を開く


母「ちょっと息抜きよ。

旅行に行くの。一緒に行こうか!」


夕弥「! うん!」


な〜んだ!旅行なのか!


そして母ちゃんとそのまま歩いていった

途中の駅で母ちゃんは俺をベンチに座らせた


母「お弁当買ってくるから、荷物番しててね」


夕弥「うん!」





それから、母ちゃんの姿を見ることはなかった




.

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:るぅ | 作成日時:2017年9月26日 23時

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