No.84 韓国の戦術 ページ37
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円堂「A！？」
あたしは南雲くんが着地するところを予想し駆け出す
そして……
南雲「なっ！？」
A「あたしの実力を見ている余裕なんて、
ありませんよ！」
ﾆｯと笑い、そしてそのままボールを奪い去る
目の前を見ると、吹雪くんが走り込んでいた
A「吹雪くん、いけますか？！」
吹雪「土方くんどう！？」
土方「ああ、勿論だぜ！」
2人が笑って頷くのを確認して、大きくパスを上げた
土方「いくぜ！！これが俺たちの必殺技！」
吹雪・土方
「「サンダービーストｯ！！！」」
＿ｻﾞﾝｯ!ﾋﾟﾋﾟｨｨｨｰｰ!!!
2人の新必殺技が、韓国のゴールを揺らす
土方「ぃよっしゃあ！！」
吹雪「やったね！土方くん！」
鬼道「ナイスアシストだったな」
鬼道くんが近づき、あたしの横に並ぶ
A「ありがとうございます。
…円堂くんの代わりになれてるといいんですけど」
鬼道「…ﾌ…あまり気負いすぎるなよ」
A「…はい！」
円堂くんが下げられた理由は
あたしもよく分かんないけど
でも、必ず何か理由があるはずなんだ
円堂くん、その理由を見つけるんだ
円堂「(…すまない、A……)」
.
.
吹雪「スノーエンジェル！！」
迫りくるDFをまたも吹雪くんが阻む
綱海「いいぞ吹雪！」
吹雪「うん！」
ﾁｪ「吹雪士郎ですか」
DFについていたチャンスゥが言うと、不適に笑った
…なにか企んでる？
次の瞬間、チャンスゥは大きく手を空にかざした
鬼道「なんだ！？」
ﾁｪ「龍の雄たけびを聞け！！
我らが必殺タクティクス……
“パーフェクトゾーンプレス”！！！」
A「パ、パーフェクト…！？」
ﾁｪ「行きますよっ！！」
眼前では綱海くんがボールを持って吹雪くんと駆けあがってきていた
すると、みるみるうちにMFたちが綱海くんを取り囲んだ
そして、DFが吹雪くんを
綱海「なっ…なんだコイツら！！」
物凄いスピードで周りを取り囲み、壁を作っていく
鬼道「これは…っ！！
完全に分断された！？」
綱海くんからボールを奪い、パスを回すチャンスゥたち
吹雪「くっ…速い…！！！」
綱海「ｯしかも迫って来てやがる！」
涼野「見えるかい？
龍が君たちを締めつけていくのが…」
綱海くんを、吹雪くんを、そしてあたしたちを分断させてプレーを阻止する…
これが、龍を操る者の戦術…か
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作者名：るぅ | 作成日時：2017年9月26日 23時
