No.27 また助けてくれた ページ29
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「「いらっしゃいませ！」」
只今、定食屋さん“虎ノ屋”のお手伝い中！
店は大忙しで、どんどん注文が入る
……そうだった、
お客って男の人もいるんだったーーーーっ…
なのであたしは女性客のところばかり行っていた
男1「すいませーん」
呼ばれてﾁﾗｯとその人を見る
大学生くらいの男の人が2人いた
秋たちは他のお客の注文を聞いていて、
今フリーなのはあたしだけ
…行くしかない！！
A「ご、ご注文どうぞ！」
頑張って、営業スマイルをする
男1「ミックスフライ定食2つで」
A「かしこまりました！
ミックスフライ定食2つでーす！！」
虎丸「はーい！」
注文を聞いたため、その場から去ろうとすると
パシッと右腕を掴まれた
体がﾋﾞｸｯと跳ね、営業スマイルが凍りつき、
体が震える
男の人は目を輝かせていた
男2「ちょっと、俺たちの話聞いてよー」
A「え、あ、その……」
男1「おい、なにしてんだよ；
(どっかで見たことあるんだよな…この女)」
男2「その絆創膏、どうしたの？」
A「いや…その……」
困っていたそのとき
あたしと男の間に誰かが割り込んできた
A「……豪炎寺くん！」
豪炎寺くんはあたしを男から引き離し、
隠すように立ちはだかる
豪炎寺「やめろよ。困ってるだろ？」
低い声でそう言い放つ
男1「あっ！！思い出した！
日本代表の選手だよ！！｣
男2「えっ！？まじで！？」
すると2人はﾕﾗｯと席を立ちあがり近づいてきた
A「ご、豪炎寺くん…！」
あたしは自然と豪炎寺くんの服の袖を握っていた
男1.2
「「サインください！」」
豪炎寺・A
「「……え？」」
その2人はあたしたちのファンらしく、サインすると「うひょー！」とか言いながら帰って行った……
.
そして、帰り道…
A「…あ、あの！豪炎寺くん！」
「なんだ？」と言いながらこちらを振り向く
A「さっきは助けてくれて、
ありがとうございました！」
豪炎寺「！ああ。
なあ、A」
A「？」
豪炎寺「夕香にお前のことを話したら
会いたいって言うんだが…
いいか？」
夕香…
あ、豪炎寺くんの妹か！！
あたしは「もちろん行きます！！」と
豪炎寺くんに行った
豪炎寺「ﾌｯ…ありがとな、じゃあ明日な」
A「了解です！」
夕香ちゃんに会うのなんて久しぶりだなぁ！
楽しみ！
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作者名：るぅ | 作成日時：2017年9月22日 19時
