No.26 虎ノ屋 ページ28
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円堂「昔の事か、虎丸の事もこれ以上首を突っ込まない方がいいのかな」
今の飛鷹くんの言葉を聞いて、
円堂くんは虎丸くんの所に行くのを戸惑う
豪炎寺「円堂、俺はチームメイトとして虎丸の事が知りたい」
円堂「え…」
豪炎寺「苦しい事も辛い事も、一緒に乗り越えていくのがチームメイト。
それを教えてくれたのは…円堂、お前だろ？」
そう言われると、円堂くんはﾆｯと笑った
円堂「…わかった、行こう！」
冬花「…守くん、私も一緒に行っていい？」
円堂「あぁ！勿論！！」
何を思ったのか冬花も一緒に行くと言った
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―…商店街にて
飛鷹「すまない…鈴目」
響木「約束したはずだぞ、もう二度と喧嘩はしないと
今度約束を破れば、お前を代表チームから外す」
飛鷹「っ、わかってます…」
響木「あいつら３人に手加減したのはお前らしいがな」
飛鷹「！響木監督…」
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円堂「“虎ノ屋”…？」
豪炎寺「ここに虎丸が？」
春奈「はい！確かに入っていきました」
あれから商店街内を進んでいき、春奈のいるところまでやってきたあたしたち
待っていたところは虎ノ屋と書かれた飲食店
こんなところに虎丸くんが…
円堂「そうか…」
店の中を伺っていると、ポニーテールのお姉さんが声をかけてきた
??「何か御用かしら？」
円堂「うわぁ！？」
突然の事に驚く円堂
虎丸「なに騒いでるんだよ、乃乃美姉ちゃん
俺いまから出前に……
！キャプテン、豪炎寺さん…」
店の中から出てきたのは出前箱を持った虎丸くん
あたし達を見てとても驚いていた
あれから店の中に入れさせてもらって話を聞くことに
虎丸くんは出前の配達に行ったため、
虎丸くんのお母さん直々に話を聞くことに。
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A「え…虎丸くんがこの店を一人で切り盛り…！？」
虎丸母「私の身体が弱いせいで、この子には迷惑をかけて…
本当はめいいっぱい練習したい筈なのに…｣
豪炎寺「……」
虎丸「ただいまぁー！
あ、なにしてるんだよ母さん！
まだ忙しい時間じゃないんだから、ゆっくりしててよ」
円堂「虎丸っ！！」
ずっと黙りっぱだった円堂くんがﾊﾞｯと立ち上がる
円堂「なんでこんな大事なことを黙っていたんだ！｣
虎丸「ぅ…それは…」
円堂「よしみんな！！
手伝おうぜ！」
豪炎寺「ﾌｯ…やるか！」
A「…ですね！」
春奈「任せてください！」
虎丸「え？…ええ？？」
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作者名：るぅ | 作成日時：2017年9月22日 19時
